TOEICによく出る!第五文型SVOC - “keep” と “leave” の使い方

  • TOEIC対策

“keep” と “leave” は、どちらも第五文型SVOCにおいて、「~を~の状態にしておく」を意味します。TOEICのPart 5 でもおなじみの構文ですが、文の意味によって補語 (C) の部分に置く単語の形が変わるため、正解を見つけるのに苦労しがちな問題のひとつです。「“keep / leave” +目的語+補語」の構造を理解し、TOEICのスコアアップにつなげていきましょう。

第五文型(SVOC)とは?


My sister always keeps her room tidy.(妹はいつも部屋をきちんと片づけている。)

主語 (S)、動詞 (V) の後ろに目的語 (O) と補語 (C) が続いている文を、第五文型と言います(SVOC)。

My sister always keeps her room tidy.
      S                    V         O         C

第五文型の特徴は、補語が目的語を説明し、「目的語=補語」という関係が成り立っているところにあります。

      her room tidy
           O   =  C
 彼女の部屋 = 整った

第五文型をとることができる動詞は、“call”(~を~と呼ぶ)、“find”(~が~であると分かる)、“hear”(~が~するのが聞こえる)、“make”(~を~の状態にする)などいくつかありますが、今回はその中でもTOEICに頻出の “keep” と “leave” について、詳しくみていきましょう。

keep+O+C(~を~の状態にしておく)

“keep” は「何かを持ち続ける」ことや、「長い間その状態のままにする」ことを表す動詞です。意識的にある状態を保ち続けるイメージがあります。

keep+O+形容詞

She kept the room warm for us.(彼女は、私たちのために部屋を暖めておいてくれた。)

“keep” の過去形 “kept” の後ろに、目的語の “the room”、そして補語の “warm” が続いています。“warm” は「暖かい」という状態を意味する形容詞です。“keep+A+B” で「AをBの状態にしておく」を表しますので、「部屋を暖かい状態にしておく」となります。

“keep” は意識的にある状態を保ち続けるときに使われます。例文では、おそらく寒いところ尋ねてくる友人のために、家主が前もって部屋を暖めておいたことを示しています。このように、意思を持ってある状態を保つときには “keep” を使います。

keep+O+現在分詞

I’m sorry to keep you waiting.(お待たせしてすみません。)

“keep” の後ろに目的語の “you”、そして補語の “waiting” が続いています。“waiting” は動詞 “wait”(待つ)に “ing” がついた現在分詞です。現在分詞は、動詞としての意味を保ちながら形容詞のように使うことができる性質を持っています。“waiting” を補語におくことで、継続している動作をそのまま保つ状態を表すことができます。
“keep+you+waiting” で「『あなた』を『待たせておく』状態にしておく」ですので、例文を直訳すると、「あなたを待たせておく状態にしたことを、私は申し訳なく思う。」となります。

“keep” の後ろに続く目的語と補語の関係は、能動的な関係です。つまり “You are waiting.”(あなたは待っている。)と言うことができますので、補語には現在分詞が置かれます。

keep+O+過去分詞

Keep the front door locked while you are home alone.(一人で家にいるときには、玄関に鍵をかけておきなさい。)

“keep” の後ろに目的語の “the front door”、そして補語の “locked” が続いています。“locked” は動詞 “lock”(鍵をかける)の過去分詞形です。過去分詞も、現在分詞と同様に、動詞の性質を保ちながら形容詞のように使われます。“keep+the front door+locked” で「玄関の扉を鍵をかけたままの状態にしておく」となります。

“keep” の後ろに続く目的語と補語の関係は、受動的な関係です。つまり “The front door is locked.”(玄関は鍵がかけられている。)と言えることから、補語には過去分詞が置かれます。

leave+O+C(~を~の状態にしておく)

“keep” には、ある状態を意図的に保つ意味がありますが、“leave” にはある状態をそのまま放置するイメージがあります。

leave+O+形容詞

My brother leaves his room messy.(弟は部屋を散らかしっぱなしにしている。)

“leave” の後ろに目的語の “his room”、そして補語の “messy” が続いています。“messy” は「散らかった」状態を表す形容詞です。“leave+A+B” で「AをBの状態にしておく」を表しますので、「部屋を散らかった状態にしておく」となります。

“leave” には、ある状態のまま放っておく意味合いがありますので、例文は、片づける努力をしないで部屋を散らかったそのままの状態にしていることを表しています。

leave+O+現在分詞

Don’t leave your engine running while you are refueling your car.(車にガソリンを入れているときには、エンジンをかけっぱなしにしないように。)

“leave” の後ろに目的語の “your engine”、そして補語の “running” が続いています。“running” は動詞 “run”(機械などが動く)に “ing” がついた現在分詞です。“keep” の項目でも述べましたが、現在分詞は、動詞の性質を保ちながら形容詞のように使われますので、“leave+your engine+running” で「エンジンをかけっぱなしの状態にしておく」となります。

“leave” の後ろに続く目的語と補語の関係は、能動的な関係です。つまり “Your engine is running.”(エンジンがかかっている。)と言うことができますので、補語には現在分詞を置きます。

leave+O+過去分詞

I left my suitcase unlocked.(スーツケースの鍵をかけないままにしておいた。)

“leave” の過去形 “left” の後ろに、目的語の “my suitcase”、そして補語の “unlocked” が続いています。“unlocked” は動詞 “unlock”(鍵をあける)の過去分詞形です。過去分詞は、形容詞のように使うことができますので、 “unlocked” で「鍵があいている状態」を表します。“leave+my suitcase+unlocked” で「スーツケースを鍵があいている状態にしておく」となります。

“leave” の後ろに続く目的語と補語の関係は、受動的な関係です。つまり “My suitcase is unlocked.”(スーツケースは鍵があいている。)と言うことができますので、補語には過去分詞を置きます。

確認テスト

第五文型(SVOC)における “keep” と “leave” の使い方を確認しましょう。

カッコの中から正しい語を選びましょう。

  • 1. Keep the gate (close / closed / closing).
  • 2. Who left the window (open / opened / opening)?
  • 3. Please keep me (inform / informed / informing) about new products.

(正解)

1. closed
「門を閉めたままにしておきなさい。」

“keep” の後ろに目的語の “the gate” が続いていますので、補語にあたる語を選ぶ問題です。選択肢には “close”(動詞)、 “closed”(形容詞または過去分詞、動詞の過去形)、“closing”(現在分詞)が並んでいます。“keep+目的語+補語” で「~を~の状態にしておく」となりますので、補語には状態を表す形容詞 “closed” を選びます。

2. open
「誰が窓を開けっぱなしにしたの?」

“leave” の後ろに目的語の “the window” が続いていますので、補語にあたる語を選びます。選択肢には “open”(形容詞または動詞)、 “opened”(過去分詞または動詞の過去形)、“opening”(現在分詞)が並んでいます。“leave+目的語+補語” は「~を~の状態にしておく」という意味ですので、補語には状態を表す形容詞 “open” が入ります。

問題1で確認した「閉まっている」という状態を表す形容詞は “closed” と “ed” がついていますが、「開いている」状態を表す語は “opened” ではありません。形容詞は動詞と同じ形の “open” ですので、気を付けましょう。

3. informed
「新しい製品がでたら、その都度お知らせください。」

“keep” の後ろには目的語の “me” が続いていますので、当てはまる補語を選びます。選択肢は “inform”(動詞)、“informed”(過去分詞または形容詞、動詞の過去形)、“informing”(現在分詞)が並んでいます。目的語と補語の関係に注目すると、“I am informed.”(私は知らされる)と受動的な関係になることが分かりますので、“informed” を選びます。
“keep me informed” は、直訳すると「私が知らされている状態(よく知っている状態)のままでいる」となります。

目的語と補語の関係に注目する

TOEICなどで、“keep” や “leave” の後ろに目的語が続く問題が出た時には、目的語と補語の関係に注目するよう心がけることが大切です。
“keep” と “leave” は、第五文型において同じような使われ方をします。辞書をひくと、「~を~の状態にしておく」と同じ訳がのっていることもあり、日本語ではその違いがはっきりしません。しかし“keep” は意図的に状態を保つときに、また “leave” はそのままの状態に放っておくときに使います。意味が変わってきますので覚えておきましょう。

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