英語の品詞8種類を理解して英語の基礎を固めよう

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「名詞」「動詞」や「形容詞」など、すべての単語は品詞に分類できます。「品詞なんて分からなくても大丈夫」などと思っているかもしれませんが、品詞について理解しておけば、文法の学習もスムーズに進むものです。それぞれの品詞の特徴や使い方を覚え、文法や英文構造の理解に役立てましょう。

品詞について


文章の中で、それぞれの単語がどのような働きをするのかを示すのが品詞です。たとえば、“It will be very hot on Sunday.”(日曜日はとても暑くなるだろう。)という文を品詞に分類すると、以下のようになります。


英語の品詞は通常以下の8種類に分類できます。

名詞・代名詞・動詞・形容詞・副詞・前置詞・接続詞・間投詞

それぞれの品詞の特徴をひとつずつ確認していきましょう。

名詞

名詞はを表す言葉です。“boy”(少年)や “book”(本)のように形のある物のほか、“happiness”(幸福)や “mathematics”(数学)のように形のない物も表します。

There are two books, some notebooks, and a pen in my bag.(かばんの中には、2冊の本、何冊かのノート、そして一本のペンが入っている。)

名詞の種類(一例)

  • 普通名詞 desk(机)、 picture(絵)、 car(車)
  • 集合名詞 family(家族)、team(チーム)、people(人々)
  • 固有名詞 David など人の名、  Japan(日本)、British Museum(大英博物館)
  • 物質名詞 water(水)、gold(金)、sugar(砂糖)
  • 抽象名詞 experience(経験)、kindness(親切)、golf(ゴルフ)

可算名詞と不可算名詞

普通名詞と集合名詞のほとんどは、可算名詞または不可算名詞に分類することができます。可算名詞とは数えられる名詞のこと、不可算名詞とは数えられない名詞のことを表します。

  • 可算名詞 book – books(本)、student – students(生徒)、dollar – dollars(ドル)
  • 不可算名詞 milk(牛乳)、air(空気)、advise(助言)

参考記事:TOEICで点数をとりこぼしやすい!細かい可算名詞・不可算名詞まとめ 

文中での位置

名詞は文中で主語として、また目的語や補語、前置詞の目的語として使われます。

  • 主語 English is difficult.(英語は難しい。)
  • 目的語 I study English.(私は英語を学んでいる。)
  • 補語 He is the English.(彼はイギリス人だ。)
  • 前置詞の目的語 She is good at English.(彼女は英語が得意だ。)

代名詞

代名詞は、名詞の代わりとして使われます。“she”(彼女は)や “this” (この)などの代名詞を用いることで、名詞の繰り返しを避けることができます。

I gave my sister a present, but she didn’t like it.(私は妹にプレゼントをあげたが、彼女はそれを気に入らなかった。)

代名詞の種類(一例)

  • 人称代名詞 主格 I(私は)、所有格 my(私の)、目的格 me(私を、私に)、所有代名詞 mine(私のもの)、再帰代名詞 myself(私自身)
  • 指示代名詞 this(これ)、that(あれ)、same(同一のもの)、such(そのようなもの)
  • 不定代名詞 one(それ)、another(別のもの)、some(多少)、both(両方)
  • 疑問代名詞 who(誰)、what(何)、which(どちら)
  • 関係代名詞 who(~する⦅人⦆)、which(~する⦅物⦆)、that(~する⦅人・物⦆)

動詞

動詞は本動詞と助動詞に分類されます。

本動詞

“walk”(歩く)や “like”(~を好む)のように、主語の動作状態を説明します。

I cook dinner, and my husband washes the dishes.(私が夕飯を作り、夫がお皿を洗う。)

本動詞の種類(一例)

  • 動作動詞 eat(食べる)、write(書く)、listen(聞く)
  • 状態動詞 know(知っている)、believe(信じる)、see(見る)

自動詞と他動詞

動詞の後ろに目的語を置く必要がないものは自動詞、目的語を置く必要があるものは他動詞です。動詞の大半は、自動詞として、また他動詞としても使われますが、中には自動詞のみ他動詞のみとして使われるものや、自動詞と他動詞で意味が変わる単語もあります。

  • 自動詞 go(行く)、happen(起こる)、apologize(謝る)
  • 他動詞 discuss(~を論じる)、marry(~と結婚する)、enter(~に入る)

参考記事:自動詞と他動詞の違いは?TOEIC頻出の問題例文で意味を理解しよう 

助動詞

動詞の前に置かれ、義務や可能、推量などの意味を加える法助動詞と、意味をもたずに否定文や疑問文にする際に用いられる第一助動詞に分類されます。

If you can’t do it, you should ask someone to help you.(もしそれができないのなら、誰かに助けを求めるべきだ。)

助動詞の種類(一例)

  • 法助動詞 must(~しなければならない)、should(~するべきだ)、can(~することができる)
  • 第一助動詞 do、be、have

参考記事:英語の助動詞の言い換えには意味がある!学校で教えてくれないニュアンスの違い
学校で習いません!ネイティブが使う助動詞の用法で気持ちを伝えよう

形容詞

「大きい」「寒い」など、人や物の性質状態を表すのが形容詞です。形容詞は名詞を修飾します。

Look at the tall man. He is so handsome.(あの背の高い男の人を見て。すごくかっこいいよ。)

形容詞の種類(一例)

  • 性状形容詞 big(大きい)、long(長い)、Japanese(日本の)
  • 数量形容詞 many(たくさんの)、little(少量の)、enough(十分な)
  • 代名形容詞 his(彼の)、this(この)、which (どの)

限定用法と叙述用法

形容詞は、“a big house”(大きな家)や “a beautiful woman”(美しい女性)のように、名詞を修飾します。名詞の前後に置かれて名詞を直接修飾する限定用法と、連結動詞の後に置かれ、補語として用いる叙述用法に分類できます。

  • 限定用法 “She has a small white dog.”(彼女は白くて小さい犬を飼っている。)
  • 叙述用法 “He is afraid of dogs.”(彼は犬が怖い。)

参考記事:英語の形容詞・限定用法の使い方まとめ
英語の形容詞・叙述用法の使い方まとめ

冠詞

名詞の前に置かれる “a” “an” “the” を冠詞といいます。特定されていない名詞の前には不定冠詞 “a” “an” を使い、その名詞が何を指しているのか特定されているときには、定冠詞 “the” を用います。
“a” “an” は可算名詞の前のみ、“the” は可算名詞にも不可算名詞の前にも置くことができます。また、一般的な事柄について述べるときには、冠詞を置きません。

  • 不定冠詞 I have a car.(私は車を1台持っている。)
         She lent me an interesting book.(彼女は私におもしろい本を貸してくれた。)
  • 定冠詞 I went to the park near the station.(私は駅の近くの公園に行った。)

参考記事:今度こそ苦手の冠詞を克服!例文でわかる使い分けと英語の数の感覚

副詞

副詞は動詞形容詞、そして副詞を修飾し、単語だけでなく、文全体を修飾することもできます。

I can’t play soccer well, so I have to practice it hard.(僕はサッカーがうまくないので、一生懸命に練習しなければならない。)

副詞の種類(一例)

  • 単純副詞 slowly(ゆっくりと)、well(上手に)、fast(速く)
  • 疑問副詞 when(いつ)、where(どこに)、why(なぜ)
  • 関係副詞 when(~する⦅時⦆)、where(~する⦅場所⦆)、 why(~という⦅理由⦆)
  • 文修飾副詞 certainly(確かに)、probably(たぶん)、unfortunately(不運にも)

副詞の位置

  • 自動詞を修飾 He walks slowly.(彼はゆっくり歩く。)
    自動詞を修飾するときには、動詞の後ろに副詞を置きます。
  • 他動詞を修飾 She speaks English well.(彼女は英語を上手に話す。)
    他動詞を修飾するときには、目的語の後ろに副詞を置きます。目的語が長いときには、動詞と目的語の間に副詞を置くこともあります。
  • 形容詞を修飾 I’m very tired.(私はとても疲れている。)
    形容詞を修飾するときには、形容詞の前に副詞を置きます。

  • 副詞を修飾 He runs very fast.(彼はとても速く走る。)
    副詞を修飾するときには、副詞の前に副詞を置きます。
  • 頻度を表す副詞 I always get up at 6 o’clock.(私はいつも6時に起きる。)
    “always” “usually” “sometimes” など頻度を表す副詞は、一般動詞の前、またはbe動詞や助動詞の後ろに置きます。

  • 文修飾副詞 Probably I won’t go.(多分、行きません。)
    文を修飾するときには、文頭、もしくは動詞の前に置きます。

参考記事:TOEICによく出る!副詞と接続副詞を攻略して得点アップを狙え!

 前置詞

“in” や “on” など、名詞の前に置かれ、場所や時、理由などを表すのが前置詞です。

I go to school by bicycle.(学校には自転車で行く。)

前置詞の種類(一例)

  • 単純前置詞 in(~の中に)、at(~に)、on(~の上に)
  • 複合前置詞 around(~のまわりに)、into(~の中に)、without(~なしに)
  • 群前置詞 in front of(~の前に)、instead of(~の代わりに)、because of(~のために)

 参考記事:at・on・inの使い分け!前置詞はイメージで覚えて感覚をつかもう!
TOEICの前置詞問題対策・イラストと例文でイメージを膨らませよう!

接続詞

接続詞は、“and” や “because” のように語、句、節や文などを結びつけます。

When I saw him, he looked happy and cheerful.(彼に会ったとき、彼は幸せで元気そうだった。)

接続詞の種類

  • 等位接続詞 and(そして)、but(しかし)、so(だから)
  • 従位接続詞 when(~の時)、although(~だけれども)、because(なぜなら)

参考記事:TOEIC頻出文法・等位接続詞のルールを覚えてスコアアップ!
                  TOEICリーディング頻出文法・従属接続詞はフレーズ暗記で攻略しよう

間投詞

驚きや感動などの感情や、応答など表す語を間投詞といいます。間投詞は、文頭や文中、文末に置くことができます。

間投詞の一例

Well(えーと) 、Wow(わぁ)、Oh(ああ)

品詞を確認しよう

それぞれの品詞の特徴が理解できたかどうか、確認してみましょう。

下線が引いてある単語の品詞は何でしょうか?

  • 1. We will stay here for two weeks.
  • 2.   I hope you enjoy your stay in Japan.
  • 3.   She worked hard yesterday.
  • 4.   He is a hard worker.
  • 5. It is hardly possible.

正解

1. 動詞(私たちはここに二週間滞在する予定です。)
“stay” の前には、助動詞 “will” があります。助動詞の後ろには動詞の原形が続きますので、文中の “stay” は「滞在する」を意味する動詞(自動詞)です。

2. 名詞(日本での滞在を楽しんでください。)
“stay” の前にあるのは、代名形容詞 “your” です。形容詞の後ろに続くのは名詞ですので、文中の “stay” は「滞在」を意味する名詞となります。

3. 副詞(彼女は昨日、一生懸命に働いた。)
“hard” の前には、動詞 “worked”があります。“She worked.” で、「彼女は働いた」という文が完成していますので、後ろに続くのは動詞を修飾する副詞となります。文中の “hard” は「懸命に」を意味する副詞です。

4. 形容詞(彼は努力家だ。)
“hard” の前には冠詞 “a”、後ろには名詞 “worker” が続いています。名詞を修飾するのは形容詞です。文中の “hard” は「勤勉な」を意味する形容詞となります。

5. 副詞(それはほとんど可能ではない)
“hardly” の前にはbe動詞 “is”、後ろには形容詞 “possible” が続いています。形容詞を修飾するのは副詞です。“hardly” は「ほとんど~でない」を意味する副詞です。

品詞の理解は英語学習の基本


文法書や問題集では、「形容詞」や「副詞」といった品詞名を使いながら解説をすることが多くあります。それぞれの品詞の特徴を理解し、どのような働きをするのかを理解しておけば、解説の内容などもすっと頭に入りやすくなるでしょう。また、英文を作成するときにも、正確な順番で単語を並べることができるようになります。

今回の記事では、それぞれの品詞の説明と共に、参考記事を紹介しました。品詞の違いを理解したら、各々の詳しい使い方などを学んでいきましょう。

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