英文の構造を見抜く鍵!単文・重文・複文の違い

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英語の文の種類として「単文」「重文」「複文」が挙げられます。文法用語を聞くとなんだか難しそうに感じますが、簡単に説明すると、ひとつの文の中に「主部+述部」のかたまりがいくつ入っているかにより、「単文」「重文」「複文」に分類されることになります。
文の構成を理解することは、長文読解や英作文に大変役立ちます。「単文」「重文」「複文」それぞれの文について学びましょう。

単文

She smiled.(彼女は微笑んだ。)

単文とは、文の中に「主部+述部」ひとつ持つ文のことを指します。
主部とは、文や節において主題を表す部分を指し、述部とはその主題について述べているものを指します。
主部の中で中心となる単語は主語、また述部の中で中心となる単語は述語動詞です。つまり、「~は」「~が」を表す主語と、それを修飾する単語をまとめて主部といい、「~だ。」「~する。」を表す述語動詞と、その目的語や補語、修飾語をまとめて述部ということになります。


主語は “she”、述語動詞は “smiled” です。

   
(彼女の笑顔は私を幸せにした。)
主語 は “smile” 、述語動詞は “made” です。“make+目的語+補語” で「~を~にする」を意味します。

重文

My sister plays the piano, and my brother plays the violin.(姉はピアノを弾き、兄はバイオリンを弾く。)

重文とは、「主部+述部」を持つ二つ以上の節が、等位接続詞によって結ばれている文のことを指します。
等位接続詞とは、二つ以上の語と語、句と句、節と節など、対等な関係にあるものをひとつにつなげるものです。(“and” “but” “for” “nor” “or” “yet” など。)


ひとつの文の中に「主部+述部」のかたまりがふたつあり、等位接続詞 “and” により結ばれています。

等位接続詞についての詳しい解説はTOEIC頻出文法・等位接続詞のルールを覚えてスコアアップ!の記事を参考にしてください。

複文

I think that it will be cold tomorrow.(明日は寒くなると思う。)

複文とは、二つ以上の節(「主部+述部」)が、従位接続詞関係詞、また疑問詞などによって結ばれている文のことを指します。
従位接続詞とは節を導く接続詞で、例えば “that” “when” “while” “because” “although” “if” などが挙げられます。

名詞節

I know that she speaks English well.(彼女が上手に英語を話すことを私は知っている。)

従位接続詞 “that” は「~ということを」「~ということは」を意味し、名詞節を導きます。


“I know”(私は知っている)という「主部+述部」、 “she speaks English well.”(彼女は上手に英語を話す。)という「主部+述部」が、接続詞 “that” によって結ばれています。

形容詞節

I visited the house where Beethoven was born.(ベートーヴェンが生まれた家を私は訪れた。)

関係副詞 “where” を使い、二つの「主部+述部」のかたまりをひとつにつなげた文です。


“where” の後ろに続く “Beethoven was born” という節は、関係副詞の前にある先行詞 “the house” (名詞)を修飾しています。

副詞節

When I came home, my brother was watching TV.(家に帰ったとき、弟はテレビを見ていた。)

接続詞 “when” は「~のとき」を意味し、後ろに節を続けます。


主節と従属節の順番を入れ替えて、“My brother was watching TV when I came home.” とすることもできます。

単文・重文・複文の書き換え 

単文・重文・複文の違いを理解できたか、問題を通して確認してみましょう。

1. 以下の単文を重文と複文に書き換えましょう。

Feeling tired, I didn’t go out.

(正解)

  • (重文)I felt tired, so I didn’t go out.(私は疲れていた。だから外出しなかった。)
  • (複文)As I felt tired, I didn’t go out.(私は疲れていたので、外出しなかった。)
        または、 I didn’t go out because I felt tired.

問題文には、分詞構文が使われています。分詞が副詞句としての働きをする分詞構文では、従属節の接続詞と主語が省略され、動詞は分詞に形を変えます。
重文と複文に書き換えるためには、その二つ(接続詞と主語)を補うことになります。

2. 以下の単文を複文に書き換えましょう。

A: I remember meeting him before.

B: The book was too difficult for me to understand.

C: I don’t know his address.

(正解)

A: I remember that I met him before.(前に彼に会ったことを覚えている。)

“remember+~ing” で「~したことを覚えている」を意味します。複文に変えるには、接続詞 “that” を使い、後ろに「主部+述部」を続けます。「彼に会った」という事実は過去の出来事なので、従属節には過去形 “met” を用います。

B: The book was so difficult that I couldn’t understand it.(その本はとても難しかったので、私には理解することができなかった。)

“too ~ to ~”(とても~なので~できない)を、“so ~ that ~”(とても~なので~)を使って書き換える問題です。
単文 “The book was too difficult for me to understand.” は、不定詞の副詞的用法を用いた文で、“too difficult to understand” で「理解するのが難しい」を意味します。
これを複文に変えるには、接続詞 “that” の後ろに「主部+述部」が必要です。“understand” は「~を理解する」という他動詞ですので、後ろに目的語 “it (the book)” を置くのを忘れないようにしましょう。

C: I don’t know where he lives.(彼がどこに住んでいるのか私は知らない。)

“I don’t know his address.” は、「私は彼の住所を知らない。」を意味する単文です。“know” の後ろには “his address” という目的語が続いていますが、複文にするためにはこの部分を「主部+述部」に変更します。
「住所を知らない」ということは、「どこに住んでいるのか知らない」ことを意味しますので、関係副詞を使い “where he lives” を続けます。さらに詳しい解説は関係副詞 “where” “when” “why” “how” の使い方まとめの記事を参考にしてください。

3. 正しい方を選びましょう。

A:(Although / despite)it was raining, they played soccer.

B: The bus was delayed (because / because of) an accident.

C: I ran into a famous actress (during / while) I was staying in Los Angeles.

(正解)

A: Although(~だけれども)

“although” (~だけれども)は接続詞、“despite”(~にもかかわらず)は前置詞です。カンマの前後に「主部+述部」がひとつずつある複文ですので、接続詞 “although” を選びます。

  • (複文)Although it was raining, they played soccer.(雨が降っていたが、彼らはサッカーをした。)
  • (単文)Despite the rain, they played soccer.(雨にもかかわらず、彼らはサッカーをした。)

B: because of(~のために)

“because”(なぜなら)は接続詞、“because of”(~のために)は群前置詞(ふたつ以上の単語でひとつの前置詞としてみなすもの)です。カッコの後ろには “an accident” と名詞が続いていますので、群前置詞を選びます。

  • (単文)The bus was delayed because of an accident.(事故のため、バスが遅れた。)
  • (複文)The bus was delayed because there was an accident.(事故があったため、バスが遅れた。)

TOEICでは群前置詞の問題も頻出です。TOEIC攻略・群前置詞を覚えてスコアアップを目指そう!の記事を確認してさらなるスコアアップを目指しましょう。

C: while(~する間)

“while”(~する間)は接続詞、“during”(~の間中)は前置詞です。カッコの後ろには「主部+述部」が続いていますので、接続詞 “while” を選びます。

  • (複文)I ran into a famous actress while I was staying in Los Angeles.(ロサンジェルスに滞在している間に、有名な女優に偶然出会った。)
  • (単文)I ran into a famous actress during my stay in Los Angeles.(ロサンジェルス滞在中に、有名な女優に偶然出会った。)

「主部+述部」のかたまりをみつけよう


どんなに長い文章に出会っても、「主部」と「述部」、そして「主語」と「述語動詞」が分かれば、文の意味がとれやすくなります。前から順番に「主部+述部」のかたまりを見つけていくように心がけましょう。
もちろん、関係代名詞や分詞などの知識も必要となりますが、いちばん大切なのは、英文を構成する基本的な形をまずしっかり頭に入れておくことです。英語攻略の基礎知識・文型を理解して英語力アップを目指そう!を参考に、英語の基本5文型について、もう一度確認しておきましょう。単文、重文、複文に関する知識と合わせれば、英文構造の理解がより深まります。

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