「“If” - もしも」仮定法過去・仮定法過去完了・仮定法未来の使い方まとめ

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「仮定法」という言葉を耳にしただけで「わぁ苦手」という声があちこちからあがりそうですが、仮定法は基本をしっかりおさえておけば、それほど難しいものではありません。「もし~なら」を表す「仮定法過去」「仮定法過去完了」「仮定法未来」について、ひとつずつゆっくりと確認していきましょう。

仮定法過去


「もしも~なら、~なのに」と、現実とは異なる状況を想像したり、実現できないだろうと思うことを願ったりするときに使うのが「仮定法過去」です。

If +主語+動詞の過去形、主語+ would / could / might +動詞の原形

条件節の動詞を過去形にすることで現在との距離を示し、現在の状況における仮定を表すことができます。「仮定法過去」と呼ばれますが、過去ではなく現在について述べますので、気を付けましょう。

現在の事実に反する仮定

If I knew her phone number, I could call her.(もし彼女の電話番号を知っていれば、彼女に電話できるのになぁ。)

現在の事実に反する仮定を表した文です。”If I knew her phone number,“ と仮定法過去を使うことで、実際には「彼女の電話番号を知らない」という状況を表しています。
例文は、“I don’t know her phone number, so I can’t call her.”(彼女の電話番号を知らないので、電話できない。)と書き換えることができます。
帰結節の助動詞として “could” (~できるのに)のほか、文によって “would”(~だろうに)“might”(~かもしれないのに)が使えます。

実現する可能性が低い事柄に対する仮定

If I won the lottery, I would buy a new car.(もしも宝くじが当たったら、新しい車を買うのになぁ。)

現在もしくは未来において実現する可能性が低い事柄を、仮定法を使って表した例です。
例文では “If I won the lottery,” と言っていることから、話し手は「おそらく当たらないだろう」と思っていることが分かります。
もしも、かなりの確率で当たると考えているのであれば “If I win the lottery, I will buy a new car.” (もし宝くじが当たったら、新しい車を買おう。)のように直説法(条件)で表します。

助言や提案

If I were you, I wouldn’t go there.(もし私があなたなら、そこには行かないだろう。)

“If I were you, I would ~ .”(もし私があなたなら~するのに。)と、仮定法過去を使って助言提案をすることができます。
条件節に “were” が使われていますが、本来なら “I”  に対応するbe動詞の過去形は “was” です。“If I was ~ ,” となりそうですが、仮定法では昔の英語の形に由来する  “were” を用います。
口語では “If I was you,” という言い方もしますが、正式な文章や試験などでは “were” を使用したほうがいいでしょう。

依頼や許可

It would be great if you could come with me.(もしも一緒に来ていただけるのなら助かります。)

仮定法過去を使って、丁寧な依頼を表すことができます。“It would be (great / nice / appreciated) if you could ~” は、続ける動詞を変えることで、いろいろなことを丁寧に頼むことができる便利な表現です。
また、“Would it be all right if I asked you something?”(少しお伺いしてもよろしいでしょうか?)のように、仮定法過去を用いて許可を求めると、丁寧な言い回しとなります。

仮定法過去完了

「もし(あのとき)~していたら、~だったのに。」と、過去の事実に反する仮定を表します。過去に起こった出来事とは異なることを想像したり、後悔したりするときに「仮定法過去完了」を使います。

If +主語+had+過去分詞、主語+ would / could / might+have+過去分詞

現在のことを述べる「仮定法過去」では、条件節の動詞は過去形でした。過去のことを述べる「仮定法過去完了」でも同様に時制をひとつ下げ、条件節では過去完了形を使います。

If I had studied harder, I would have passed the exam.(もしもっと懸命に勉強していれば、試験に合格していただろう。)

“If I had studied harder,”(もしもっと懸命に勉強していれば)と、後悔する気持ちを仮定法で表しています。実際には、“I didn’t study hard, so I didn’t pass the exam.”(懸命に勉強しなかったので、試験に合格しなかった。)ことになります。
「もっと勉強していれば」という気持ちは、“I should have studied harder.”(もっと懸命に勉強するべきだった。)と表すこともできます。例文で掴む仮定法!後悔を表す仮定法表現まとめに仮定法過去完了を使った例文が多く記載されていますので、参考にしてください。

仮定法過去完了+仮定法過去

If he hadn’t stopped playing soccer, he would be a famous soccer player now.(もし彼がサッカーをするのをやめていなければ、今頃有名なサッカー選手だっただろう。)

仮定法過去完了と仮定法過去がミックスされた文です。

If+主語+had+過去分詞(仮定法過去完了), 主語+ would / could / might+動詞の原形(仮定法過去)

「あのとき~していれば(過去)、(今)~だろうに。」を意味します。条件節は仮定法過去完了、帰結節は仮定法過去の形です。過去に起きた出来事が、現在に関係していることを表します。

仮定法過去+仮定法過去完了

If I were you, I wouldn’t have helped him.(もし私があなたなら、彼を助けなかっただろう。)

仮定法過去と仮定法過去完了の混合型です。

If +主語+動詞の過去形(仮定法過去)、主語+ would / could / might+have+過去分詞(仮定法過去完了)

「もし~なら(現在)、~しただろう(過去)」を意味します。過去から現在に共通する状況とは異なることを条件として、すでに起きてしまったことに対する仮定を表すことができます。
「私があなたなら」という仮定は、「私はあなたではない」という状況が基になっています。「私はあなたではない」という状況は、現在においても過去においても同様ですので、仮定法過去を用いて “If I were you,” と表します。
このような「仮定法過去+仮定法過去完了」の混合型が使われることはあまりなく、前述の「仮定法過去完了+仮定法過去」の形の方が一般的です。

仮定法未来

“should” “were to” を使って、実現する可能性が低い事柄を仮定します。

if + should(万が一~なら)

If you should finish your work early, give me a call.(万が一、仕事が早く終わるようなら、電話してください。)

“if” 節に “should” を使うことで「万が一~ならば」を意味します。未来に起こる可能性が低い事柄を仮定します。
例文のように、帰結文に命令文が使われるほか、“If you should finish your work early, I will pick you up.”(万が一、仕事が早く終わるようなら、迎えに行くよ。)のように、“will”“would” を用いた文を続けます。

if + were to(もし~なら)

If you were to lose your job, what would you do?(もし仕事を失うことになったら、どうしますか?)

“if+should” よりも、実現の可能性が低い仮定を表すのが “If+were to” です。未来における実現の可能性がほぼないものから、わずかながらも可能性があるものまでを表すことができます。

“If+should” は、実現する可能性が低いけれど起こりうる事柄を仮定しますが、“if + were to” は「たとえば○○だったらどうする?」のように空想したり話し合ったりするときによく使われます。

“If” の省略と倒置

Had you asked me, I would have lent you my car.(聞いてくれれば、私の車を貸したのに。)

仮定法に用いる “If” は省略されることがあります。例文は “If you had asked me, I would have lent you my car.” と書き換えることができます。
“If” が省略されるのは、例文のような仮定法過去完了のほか、“If I were ~ ,” のように “were” が使われた文、“If I should ~ ,” のように “should” が入った文です。これらの語が文頭に置かれると、主語と動詞の倒置が起こります。

前述の例文を元に、文を倒置してみましょう。

Were I you, I wouldn't go there.(もし私があなたなら、そこにはいかないだろう。)
(If I were you, I wouldn’t go there.)

Should you finish your work early, give me a call. (万が一、仕事が早く終わるようなら、電話してください。)
(If you should finish your work early, give me a call.)

主に文章で使われますが、“If” が省略されていることに気が付かないと、文の意味がとれなくなります。“Had” “Were” “Should” が文頭に置かれ、主語と動詞の倒置が起きていたら「仮定法」だと見分けられるようにしましょう。

仮定法を使って気持ちを表そう


友人から話を聞かされて、思わず「私なら、そんなことはしないよ。」と言いたくなることもあります。そんなときには、仮定法を使って表現しましょう。

“If I were you, I wouldn’t do that.”(もし私だったら、そんなことはしないな。)

仮定法過去を使った文ですが、口語では条件節を省略した “I wouldn’t do that.” という形がよく使われます。英会話で丁寧な印象にするために使える仮定法表現7つを参考に、仮定法を使った口語表現を身に付けておくと役立ちます。

仮定法の形を覚えても、いざ会話で使おうと思ったときに、頭の中で「“if” の後ろには過去形が続いて、その後は…」などと考えていては、会話は成り立ちません。口からスラっと出てくるようになるまで、何度も声に出して繰り返し練習しましょう。

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