英語の付加疑問文の作り方を理解するポイント

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英語を学習する日本人がついやってしまう間違いの一つに、Yes/Noの答え方があります。恐らく多くの日本人英語学習者が一番最初に覚える英単語のうちの二つだと思いますが、単純に、日本語の「はい」「いいえ」を訳して“Yes”“No”で答えると、言いたい事とは正反対の答えに受け取られてしまう場合があるので、注意が必要です。

「今日はいい天気だね。」や「仕事は5時に終わるんだよね。」などのように、相手に同意を求めたり、なにかを確認したりするときには、付加疑問文使います。口語でよく使われる付加疑問文の作り方や意味を確認していきましょう。

英文法の鬼門「付加疑問文」とは?


「今日は寒い。」を英語で表すと “It’s cold today.” ですが、「今日は寒いね。(そう思わない?)」と誰かに言うときには、付加疑問文を使って “It’s cold today, isn’t it?” となります。
「~だよね。」や「~でしょう?」など、相手に同意を求めたり、情報を確認したりするときに使うのが付加疑問文です。

イントネーション

付加疑問文は、イントネーションによって意味合いが変化します。


文の最後を上げて尋ねると、「彼は車を運転するような気がするけれど、どうだったかなぁ」と、確信のない情報を相手に確認する意味合いを含みます。


文の最後を下げて尋ねると、彼が車を運転することは知っているけれど、相手に「そうだよね」と確認したり同意を求めたりすることができます。

付加疑問文の作り方

肯定文, be 動詞 の否定形+代名詞

That car is cool, isn’t it?(あの車かっこいいね。)

肯定文には、否定の付加疑問が続きます。文中にbe動詞があるときには、be動詞を否定形に変え、主語を代名詞に置き換えたものを続けます。
複数形なら “aren’t+代名詞”、過去形なら “wasn’t / weren’t+代名詞” となります。

肯定文 , 助動詞の否定形+代名詞

John lives around here, doesn’t he?(ジョンはこの辺りに住んでいるのよね。)

be 動詞を使わない肯定文は、疑問文を作るときに用いる助動詞を否定形にして後ろに続けます。“John lives around here.” を疑問文にすると、“Does John live around here?”(彼はこの辺りに住んでいるの?)となりますので、“does” を否定形 “doesn’t” に変え、“John” を代名詞 “he” にして “doesn’t he?” とします。
“You called him, didn’t you?”(彼に電話したよね。) や、“She has already gone, hasn’t she?”(彼女はもう行っちゃったよね。)など、時制や主語の形(単数もしくは複数)により、後ろに続ける助動詞を変化させます。

否定文 , be 動詞 / 助動詞+代名詞

Your husband doesn’t smoke, does he?(ご主人はタバコを吸わないのですよね。)

否定文には、肯定の付加疑問が続きます。文中に “doesn’t” が使われていますので、カンマのあとに “not” を取った形の “does” 、そして “your husband” を代名詞で表した “he” を置きます。時制や主語の形を確認し、用いる助動詞を変化させましょう。

“not” が使われていない否定文

You have never been to Tokyo, have you?(東京に行ったことはないのよね。)

“isn’t” や “don’t” といった否定形は使われていませんが、代わりに “never”(決して~ない)という否定を表す単語が入った文です。このような文を付加疑問文にするときには意味を考え、後ろに肯定の付加疑問を続けます。
“never” の他に、“no” “nothing” “nobody” “hardly” “seldom” “few” “little” などの語が文に含まれているときには、肯定の付加疑問が置かれます。

“I am” から始まる文

I’m right, aren’t I?(私は正しいよね。)

be 動詞 “is” の否定の短縮形は “isn’t”、“are” は “aren’t” ですが、“am” は “amn’t” にはなりません。「私は正しくない。」という文を短縮形を使って表現するときには、“I’m not right.” となります。
文法的には “I’m right, am I not?” と言っても間違いではありませんが、この形が使われることは滅多になく、口語では “aren’t” を使った “aren’t I?” をカンマの後ろに続けます。

命令文

Turn down the TV, will you?(テレビの音量を下げてくれる?)

命令文には “will you?” の他、“would you?” “won’t you?” “can you?” “could you?” “can’t you?” を続けることができます。ただし、“Don’t run.”(走らないで。)のような否定の命令文を付加疑問文にするときには、“will you?” のみが続きます。(“Don’t run, will you?”)

依頼

You couldn’t lend me your book, could you?(あなたの本を貸してはいただけませんよね?)

「否定文+肯定の付加疑問」の形で、誰かに何かを依頼することもできます。
また、たとえば “You haven’t seen my key around, have you?”(この辺りで私の鍵を見ていませんよね?)のように、必要な情報を手に入れたいときにも、同じく「否定形+肯定の付加疑問文」で尋ねることもあります。

“Let’s” から始まる文

Let’s go swimming, shall we?(泳ぎに行きませんか?)

“Let’s” は「~しよう」と勧誘や提案を表す語です。“Let’s” から始まる文を付加疑問文にするときには、後ろに “shall we?” を続けます。付加疑問文にすることで、丁寧な言い回しとなります。

“There is (are)” 構文

There is something wrong with this machine, isn’t there?(この機械、調子が悪いわね。)

“there is (are) ~ .” は後ろに名詞を続けて、「~がある」「~がいる」を意味する表現です。例文の意味上の主語は “something” ですが、付加疑問文にするときには、“isn’t it?” にはなりません。“there is (are)” から始まる文は、“isn’t there?” もしくは “aren’t there?” の付加疑問が続きます。“There isn’t (aren’t) ~ .” の否定文には、“is there?” “are there?” です。

主語が “something” “nothing” のとき

Nothing has happened, has it?(何も起きてないよね。)

主語が “nothing” または “something” の文を付加疑問文にするとき、代名詞は “it” を使います。付加疑問は、肯定文なら「be動詞 / 助動詞の否定形+ “it”」、否定文なら「be動詞 / 助動詞+ “it”」です。
例文は、主語の “nothing” が否定を表す語のため、後ろには肯定の付加疑問が続いています。

主語が “somebody” “nobody” “everybody”のとき

Nobody knows about it, do they?(誰もこのことを知らないでしょうね。)

主語が “somebody (someone)”  または “nobody (no-one)” “everybody (everyone)” 文を付加疑問文にするとき、代名詞は “they” を使います。通常 “somebody” “nobody” “everybody” は単数扱いとなり、“Nobody knows ~ .” のように動詞に “s” がつきます。その流れで、付加疑問文にするときに “doesn’t he?” と続けてしまわないように気を付けましょう。

付加疑問文の答え方

  • “You are good at English, aren’t you?”
  • “You aren’t good at English, are you?”

これらの質問に答えてみましょう。日本語に訳すと「あなたは英語が得意ですよね。」「あなたは英語が得意ではないですよね。」となりますが、答えるときには注意が必要です。

どちらの質問に対しても、英語が「得意」なら “Yes”、「得意ではない」のなら “No” です。日本語だと「あなたは英語が得意ではないですよね。」と尋ねられたら、「いいえ、得意ですよ。」と答えます。「いいえ」という言葉にひっぱられ、“No” と口にしてしまいそうですが、英語の答え方は違います。

付加疑問文は、特にイギリスで頻繁に使われます。付加疑問文は、作り方を頭では理解していても、実際に口に出せるようになるまでには慣れが必要です。簡単な文から少しずつ練習していきましょう。

「おなかすいていないですか?」という質問"Are you hungry?"に対して、「はい、すいていません」というような答え方をしたい時の返事は"Yes I am"か"No I'm not"どちらでしょうか?日本語の感覚で考えると非常に紛らわしいYes/Noを使った英語の返事について、見て行きましょう。

英語でYes が「いいえ」No が「はい」の返事を区別するポイント

この場合、何が問題だったのでしょう?実は日本語で質問に対して「はい」「いいえ」と言っても、それがそのまま"Yes"と"No"で同じ意味にならないのです!なので、「Yes=はい」とだけ覚えていると相手に正反対の意味で伝わってしまうのです。お腹いっぱいなのに更におかわりが来たらちょっと辛いですよね(笑)

日本語の「はい」「いいえ」の感覚

「明日は天気は良くないのでしょうか。」「いいえ、天気は良くなるみたいですよ。」
「明日は天気良くないのかなぁ。」「ううん、天気良くなるみたいよ。」

「明日は天気が良くない」に対し、その情報が正しいのか、または間違っているかで、返事をしています。「明日の天気は良くない」は、間違った情報ですので、「いいえ」「ううん」と答えています。

「土曜日のパーティーにはいらっしゃらないのですか?」「そうなんです、土曜日用事があっていけないんです。」
「土曜日のパーティー来ないの?」「うん、用事があって行けないの。」

こちらも、先述の文と同じく、「土曜日のパーティーには来ない」という情報に対して、その情報が正しいのか間違っているのかで返事をしています。「パーティーに行けない」ので、その情報は合っています。ですので、「そうなんです」「うん」と答えています。

日本語の「はい」「いいえ」の答え方は、〇×クイズ、True or Falseクイズの様な感覚です。

英語の“Yes”“No”の感覚

次に、英語のYes”No”の感覚を整理してみましょう。Tag question(付加疑問文)を使ってみます。

It won't be sunny tomorrow, will it? - Yes, it'll be fine.「明日は晴れないんですよね?」「はい、晴れます」
You're not coming to the party on Saturday, are you?  - No, I'm not.  I wish I could.「土曜日のパーティーは来れないんですよね?」「いいえ、行けません。行けたら良かったんですが。」

日本語と英語の感覚の違い、分かりましたか?英語は、その情報に対し、それが合っているか間違っているかで返事をするのではなく、答えが肯定文ならYes、否定文ならNoと答えるのです。この場合は、“It'll be sunny.”は肯定文なので“Yes”となり、“I'm not coming to the party.”は否定文なので“No”となります。

英語は質問に関係なく自分の状況でYesかNoが決まる

日本語と英語の考え方の違いから見ていきましょう。

【日本語の場合】
「お腹すいてる?」…「いいえ、すいていません。」
「お腹すいてないよね?」…「はい、すいていません。」

質問したことが「その通り」という意味で「はい」と答えますよね。では、英語の場合はどうなるのでしょうか。

【英語の場合】
"Are you hungry?(お腹すいてる?)" ..."No, I'm not.(いいえ、すいてません)"
"Aren't you hungry?(お腹すいてないよね?)"..."No, I'm not.(いいえ、すいてません)"

実は英語では自分の気持ちに対して「はい」、「いいえ」と答えますので、どちらの質問もおなかがすいていないなら"No, I’m not."となるのが最大のポイントですね。

マンガの場合「Yes.(I’m not hungry.)」と言ってしまうと、「はい(おなかがすいている)」と返事しているのでおかわりが来てしまうというわけです。そこから「おなかがすいていない」と否定すると相手からしたらいったいお腹がすいているのかいないのか混乱してしまうわけです。 気持ちに対して考えればいいわけなので、英語の方が素直でわかりやすいはずなのですが、日本語に慣れてしまうとつい逆のことを言ってしまいますね。

イエスなのかノーなのかわからなくなってしまったら、「I’m full.(おなかいっぱい)」と意思表示をしっかりして、誤解のないようにするのも上手なかわし方です。でも、YesとNoでもちゃんと伝えられるようにしておきましょうね。

【練習問題】

  1. Don’t you like cats?(ネコは好きじゃないの?)
    →Yes, I do(いいえ、好きですよ) / No, I don’t(はい、好きじゃないです。)
  2. Aren’t you Japanese?
    →Yes, I am (はい、日本人です。) / No, I’m not (いいえ、日本人じゃないです。)
  3. Can you see the light?(明かりが見える?)
    →Yes, I can (はい、見えます。) / No, I can’t (はい、見えないです。)

否定疑問文・付加疑問文の返答練習問題

もっと簡単な文で練習してみましょう。以下の質問に対して、自分の答えを考えてみて下さい。かっこの中の日本語訳は、その英語のニュアンスです。日本語訳につられずに考えて下さいね。

  • Do you like cats? (あなたはネコが好きですか?)
  • Don't you like cats?(あなたはネコが好きではないのですか?)
  • You like cats, don't you?(あなたはネコが好きなんですよね?)
  • You don't like cats, do you?(あなたはネコが好きではないんですよね?)
  • You like cats?(ネコ好き?)
  • You don't like cats?(ネコ好きじゃないの?)

上記の質問は、日本語のニュアンスは違いますが、全て、「ネコが好きかどうか」を尋ねている文です。答えが“I like cats.”(ネコが好き)肯定文なら“Yes”となり、“I don't like cats.”(ネコが好きではない)否定文なら、答えは“No”となります。

もう一つ練習してみましょう。

  • Are you Japanese?  (あなたは日本人ですか?)
  • Aren't you Japanese?(あなたは日本人ではないのですか?)
  • You're Japanese, aren't you?(あなたは日本人ですよね?)
  • You're not Japanese, are you?(あなたは日本人ではないですよね?)
  • You are Japanese?(日本人?)
  • You're not Japanese?(日本人じゃないの?)

上記の質問は、ニュアンスの違いはありますが、全て、あなたが日本人かどうかを尋ねています。ですので、日本人なら“Yes”、日本人でないなら“No”となります。

否定疑問文・付加疑問文はコツさえわかれば簡単

どうしても自信がなければ、“Yes”“No”で答えずに、文章で答えるという事も出来ます。「日本人かどうか」の質問に対して、“I'm Japanese.”「日本人です」と答えればいいのす。ですが、それだと、自分が質問に答える場合にはなんとかなりますが、他の人が言った“Yes”“No”の解釈を間違ってしまう場合があります。

英語のYes/Noの感覚は、慣れてしまえば日本語よりも簡単です。是非練習してYes/Noの感覚をマスターしてNotがついた否定疑問文や付加疑問文もスムーズに答えられるようにましょう。


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