「problem」「trouble」「issue」の違いを例文で学ぼう

  • 英語表現

「problem」「trouble」「issue」の三つの単語の違い、ご存知でしょうか。この三つは、日本語にするとどちらも「問題」「課題」という訳になりますが、英語ではそれぞれ違う意味を持ちます。しかし、使い分けを学ぶ機会は少なく、間違ったまま使ってしまう人も多いです。ビジネスの場やTOEICでもよく出てくる単語ですから、しっかり使い分けを学びましょう。

problem

「problem」は、解決は難しいけれど、何等かの解決策をもって解決されるべき問題を指します。例えば、「環境問題」は「environmental problem」ですね。この様に、社会的な問題には「problem」が使われます。転んで骨折をする等、不運にも起こってしまった解決しようのない事に「problem」を使う事はありません。また、数学等の試験問題などにも「problem」が使われます。問題を解かなければならないためです。

解決されるべき問題

The problem is that they can't get clean water.  (問題は、彼らが清潔な水を得る事が出来ない事です。)

The problem is, they can't get clean water. (問題は、彼らが清潔な水を得る事が出来ない事です。)

「The problem is that ~」または「The problem is, ~」は、「問題は~」という意味です。よく使う構文で、様々な試験にも出てきますので、覚えしょう。「The problem is that」のthat以下、「The problem is, 」のコンマ以下にそのまま問題となっている事を文章にして入れるだけですから、覚えやすく、使いやすいです。

自分に関係ある問題

It's not my problem. (私には関係ない。)

That's not my problem. (私には関係ない。)

「problem」は解決されるべき問題を指します。「It's not my problem.」または「That's not my problem.」は、直訳すると「それは私が解決すべき問題ではない。」つまり、「私には関係ない。」という意味となります。口語表現であり、日本語の「私には関係ない。」と同じく、場合によっては冷たく聞こえてしまうため、使う相手や場面は選びましょう。

試験の問題

I couldn't solve 2 problems.  (二問解けなかったよ。)

試験の後のセリフです。「problem」は、試験などの問題を指す事もあります。試験の問題には「question」を使う事もあります。英語の試験では「question」が使われていますね。「problem」は、数学や物理などの問題を指し、「problem」には「solution(解決策、解答)」が求められ、一方、「question」には、「answer(答え、返事、回答)」が求められるという違いがあります。ですから、

trouble

「trouble」は、何か問題があって物事に支障をきたしている、困っているという時や、予期せぬ不運が発生して困っている時に使います。例えば、なかなか眠れなくて困っている時は「trouble」、突然機械が故障した時も「trouble」を使います。

困っていること

I have trouble sleeping.  (なかなか眠れないの。)

「have trouble _ing」は、「~するのが困難である」という意味です。よく使う表現ですから、是非覚えましょう。なかなか眠れず、日常生活や健康に支障をきたしているため、「trouble」を使います。ここで「problem」を使うととても不自然です。

The trouble is that I get nervous easily.  (困った事に私は緊張しやすいのです。)

The trouble is, I get nervous easily. (困った事に私は緊張しやすいのです。)

「The trouble is that~」「The trouble is, ~」は、「困った事に~」という意味の構文です。「The problem is that~」「The problem is, ~」と似た様な文ですが、意味は違いますので、違いをしっかり把握しましょう。「problem」は解決されるべき問題ですが、「trouble」は何か困っているというイメージです。that以下、コンマ以下に困っている内容の文を入れるだけですから、非常に使いやすい表現です。

事故的なトラブル

We had trouble with our new computers and I needed to work overtime.  (新しいコンピュータのトラブルがあって、残業しなきゃいけなかったんだ。)

「have trouble with ~」で、「~に問題を抱えている」「~のトラブルがある」という意味です。新しいコンピュータを導入したはいいが、何らかのトラブルでうまく使えなかったり仕事が進まなかったりしたため残業したという事が分かります。突然トラブルが起こり困っている状態であるため、「trouble」が適切です。

Ken is having trouble with his wife and they might get divorced.  (ケンは奥さんと揉めていて、離婚するかもしれない。)

先程の文と同じ「have trouble with~」の文ですが、「with」の後には機械などの物だけでなく、人を入れる事もできます。「Ken is having trouble with his wife」は、ケンは彼の妻と揉めており、困っている状況ですから、「trouble」を使うのです。なんからの解決策を持って解決するべき問題、というよりも、不運にも起こってしまい困っている状況であり、話し合いをしていくイメージですから、「problem」よりも「trouble」の方が適切です。

issue

「issue」は、議論の対象、解決策を模索しなければならないものを指します。「problem」でも「issue」でも良い場合も多いですが、「issue」の方が柔らかく聞こえます。

議論の対象・トピック

We talked about the issue of racism in the class.  (授業で人種差別問題について話しました。)

ここでの「issue」は、「解決策を模索しなければならないもの」という意味で使われています。ここでは、「racism(人種差別)」の「issue(問題)」について授業で話した、という文になっています。「problem」には「何等かの解決策をもって解決されるべき問題」という意味があり、この場合も「issue」を「problem」に置き換える事も出来ます。

根本的な問題

The point at issue is not his mistake but his personality.  (目下の問題点は、彼のミスではなく、彼の性格だ。)

「The point at issue」で「目下の問題点」という意味です。この文は、何かミスをして顧客を怒らせたのに謝らず、ふてぶてしい態度をとった従業員をイメージしました。間違ってしまった事が問題と言うよりも、その態度、性格が問題だ、と言っています。

些細な問題

Don't make an issue of it.(大騒ぎする様な事じゃないでしょ。)

「make an issue of ~」「make an issue out of ~」は、「些細な事を問題にする」「些細な事で騒ぎ立てる」という意味のイディオムです。「problem」は「何等かも解決策をもって解決されるべき問題」ですが、この場合は、些細な事を問題にしているという意味ですから、「problem」は不適切ですから、「issue」を使いましょう。

違いを覚えて、日常会話、仕事、試験に役立てよう

日本語だと同じ様な訳になる「problem」「trouble」「issue」の違いを説明しました。日常会話では間違っていてもなんとなく通じてしまう様な些細な違いですが、相手は違和感を持っているはずですから、少なくともビジネスの場ではなるべくは間違えたくないポイントです。

「trouble」や「issue」と言うべきところで「problem」と言ってしまうと大げさに聞こえてしまうかもしれませんし、言い換えられない場合もあるため、間違えると違和感があります。また、「problem」「trouble」「issue」を使った文はTOEICなどの試験にもよく出てきますから、点数アップを目指す方はしっかり覚えましょう。少しの違いを一つ一つ覚えていく事で、英語の感覚をよりつかめる様になりますよ。

この記事が気に入ったらシェアしよう
Ehcamp fb c917d38d90fb864e1de7e85a16e2112f690a296a5816c1b922f6a5fbd90b08f2