「食べる」だけじゃない英単語"eat"を使った様々な英語表現まとめ

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「Eat it!」というフレーズ、聞いた事はありますか?「それ食べて」なんて想像してしまった方。直訳すると確かにそうなのですが、違う意味があります。中学校で英語を習い始めて直ぐに出てくる「eat」という単語、実は、句動詞や慣用句を使い様々な意味に変化するのです。また、スラングでも「eat」を使った表現があります。今回は「eat」を使った知ってそうで知らない表現を紹介します。

英単語"eat"を使った英語表現まとめ


eat up(全部食べる)

Eat it up!(全部食べなさい!)

「eat up」は、「全部食べる」「食べ尽くす」という意味の句動詞です。このフレーズは、親が、なかなか食べ終わらない子どもに「全部食べなさい!」言っているイメージの、決まり文句です。小さな子どもがいる家庭ではよく使う表現ですね。短いフレーズですから、お子様のいらっしゃる方は、是非ご家庭での子育てに取り入れてみて下さい。子育てに英語を取り入れたい方は、英語アレルギーを絶対阻止!親子で楽しい簡単子育て英会話フレーズまとめも参考にして下さい。

My car eats us a lot of gas.  (私の車は燃費がすごく悪いの。)

「eat up」には、「大量に消費する」「使い果たす」という意味もあります。ですから、食べ物以外にも、時間、お金、燃料などにも使う事が出来ます。この例文は、「eat up」だけで「大量に消費する」という意味があり、更に「a lot of gas」と続いているため、「私の車は燃費がすごく悪いの。」というイメージになります。

Kate eats up everything her friends say.  (ケイトは彼女の友達の言う事を何でも鵜呑みにしてしまう。)

「eat up」には、「人の話を疑わずにそのまま鵜呑みにする」という意味もあります。「eat up」に「鵜呑みにする」という意味がある事を知らなければ、「ケイトは彼女の友達が言う事を何でも食べ尽くしてしまう。」という意味の分からない和訳になってしまいます。もちろん、自分で話す場合には、「believe」(信じる)を使って「Kate believes everything her friends say. (ケイトは彼女の友人の言う事を全て信じる。)」と言っても問題はありませんが、表現の幅を広げるためにもしっかり覚えましょう。

eat in (自宅で食べる)

We're going to eat in tonight. (今夜は家で食べます。)

和製英語では「イートイン」というと店内で食べる事ですが、英語では「eat in」でなんと「自宅で食べる」という意味です。全然違う意味になってしまうので間違えない様に気を付けましょう。では、店内で食べる場合はどういうのでしょう?ファーストフード店で持ち帰りかそこで食べるかを聞かれる場合、「For here or to go?(こちらで食べますか、持って帰りますか?)」というフレーズが決まり文句として使われています。「for here」が「ここで」、そして「to go」は「持って帰る」ですね。

eat out (外食する)

I eat out every weekend.  (毎週末外食しています。)

「eat in」は「家で食べる」という意味でしたね。ですから、「in」の反対の「out」を使った表現「eat out」は、「外食する」という意味になります。「出かける」という意味の「go out」を使い「go out for lunch(ランチに出掛ける)」「go out for dinner(夕食に出掛ける)」と言う事も出来ます。

eatを使った慣用表現

eat like a pig(ガツガツ食べる、行儀の悪い食べ方をする)

Don't eat like a pig! You're gonna choke on it!(そんなにガツガツ食べないの!喉に詰まらせちゃうよ!)

「eat like a pig」は、「ガツガツ食べる」という意味の慣用句です。「choke on」は「喉に詰まらせる」という意味です。あまりにもガツガツ食べる子どもに対して「そんなにガツガツ食べないで」という意味で「Don't eat like a pig!」を使っています。

Sit up nicely and stop eating like a pig! (ちゃんと座って、お行儀悪い食べ方をしないの!)

「eat like a pig」は、「行儀の悪い食べ方をする」という意味もあります。どちらの意味かは文脈で判断しましょう。「sit up」は「背筋を伸ばしてきちんと座る」という意味です。行儀の悪い食べ方をしている子どもに対して「行儀の悪い食べ方を止めなさい」という意味で「Stop eating like a pig!」と言っています。

eat like a horse(大食いをする)

I've been eating like a horse because of the stress lately.  (最近ストレスのせいでドカ食いしちゃってるよ。)

「eat like a pig」が「ガツガツ食べる、行儀の悪い食べ方をする」という意味でしたね。今度は「大食いをする」という意味の「eat like a horse」です。

馬は一日に体重の1%から2%の餌の量を食べるそうです。乗馬や競馬に使用される比較的大きな馬は400kgから500kgだそうですが、昔は荷物を運ぶ時などに使われていた大きな馬は、800kgから1000kgもあるそうで、1000kgある場合、一日に10kgの餌を食べる事になります。そのため「eat like a horse」という表現が生まれたのですね。馬は人間にとって非常に身近な動物だったため、英語の慣用表現では馬が多く出てきます。

eat like a bird(小食である)

Judy eats like a bird.(ジュディって小食なのよ。)

「大食い」の反対の「小食」には、「bird(鳥)」が出てきます。「eat like a bird」で「小食である」という意味です。小鳥がついばむように、少量を少しずつ食べるイメージからきた慣用句です。鳥によっても違うのでしょうが、確かに鳥はあまり沢山食べるイメージはありませんね。

ここで注意したい事が一点。これを一緒に食事している相手に「You eat like a bird.(あなたって小食ね。)」と言うと、実は少し非難めいて聞こえます。ですから、その場合は、「Are you already full?(もうお腹いっぱいなの?)」という風に言いましょう。

I could eat a horse.(腹ペコだ。)

Is dinner ready yet?  I could eat a horse!(夕食まだ?腹ペコだよー!)

「とても空腹過ぎて馬一頭または馬一頭分の量でも食べられる」という意味の慣用句です。本来は「I'm so hungry that I could eat a horse!(お腹が空きすぎて馬一頭丸ごとだって食べられそう」という風に使うものだが、現在は「お腹が空きすぎて」という部分を抜いても「お腹が空きすぎている」「腹ペコだ」という意味として成り立つようになっています。

「馬が食べられる」というのは想像の世界であり、比喩表現に過ぎないので、本当に馬を一頭丸ごと食べる訳ではありません。ですから、「can」ではなく、仮定法の「could」が使用されています。

eat for two(一人の体ではない)

Take care of yourself.  You're eating for two. (体に気を付けてね。もう一人の体ではないんだから。)

あまり知られていない慣用句ですが、「eat for two」で「一人の体ではない」というニュアンスになります。「eat for two」を直訳すると「二人のために食べる」という意味です。つまり、妊娠している母親自身とお腹の中にいる赤ちゃんの二人分食べているので、その意味が転じて「もう一人の体ではない」という意味になったのでしょう。

eat ~ alive(食い物にする、弱いものを不当に利用する)

Be careful, he would eat you alive.(気を付けて、彼はあなたを食い物にしかねないわよ。)

「eat ~(人) alive」で、「~(人)を食い物にする」という意味です。「eat alive」を直訳すると「生きたまま食べる」という意味です。日本語でも「食い物にする」と言うので、覚えやすい表現ですね。目的語は「eat」と「alive」の間に入れて下さい。

eatを使ったスラング

くそくらえ!くそったれ!

Eat shit! (くそくらえ!)

Eat it! (くそくらえ!)

上記の二つは「くそくらえ!」「くそったれ!」という意味です。「Eat shit!」は「くそくらえ!」の直訳なので分かりやすいですね。「Eat it!」の「it」は「shit」を指していますので同じ意味です。使う機会がない人も多いかと思いますが(筆者も一度も使った事はありません)、映画やドラマではよく出てくる表現ですので、覚えて損はないです。

イライラさせる、煩わせる

Eat me! (イライラする!)

What's eating you?(何か気になる事があるの?)

本来は「食べる」という意味の「eat」ですが、スラングでは「イライラさせる」「煩わせる」という意味があります。「Eat me!」は、主語の「you」が入っているのを省略しているので、「あなたは私をイライラさせるのよ!」という乱暴な表現です。どちらかと言うと「くそったれ!」「くそくらえ!」という表現に近いので、喧嘩をしたい時以外には使わない様にしましょう。

ちなみに、「Eat me!」は、女性が男性に言う性的な表現としても使われます。また、「What's eating you?」は「何があなたをイライラさせているの?」「何があなたを煩わせているの?」という意味ですので、なんだかイライラしている、悩んでいる人に対して使う事が出来ます。

商品が出てこず、お金も戻ってこない

Hey!  This vending machine has eaten my money! (ちょっと!この自販機、お金入れたのに商品出てこないし、お金も帰ってこないわよ!)

「自動販売機が私のお金を食べちゃった」というちょっとかわいい表現です。商品は出てこないし、お金も戻ってこないので、当事者にとってはちっともかわいくないのですが。海外では、例えば券売機などは最初からお釣りが出ない仕様になっているものも多いですし、また、故障していても「故障中」という表示がなかったり、釣銭が切れていても「釣銭切れ」という表示がなかったりします。

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