フィリピン留学・ダメな語学学校選んで失敗する理由

  • 海外留学

はじめまして、語学学校サウスピークの運営に関わっている柴田 @HAL_J と申します。この記事では語学留学、特にフィリピンへの語学留学(フィリピン留学)に関して、たくさんありすぎる語学学校を何を元に選んでいけば良いのか、どういう視点で学校を選んでいけば失敗しないのかについて紹介していきます。

また、通常のよくある学校紹介の記事とは異なり、語学学校の経営に関わっている者として記事を書きますので、学校経営の裏事情も織り交ぜながら紹介していきます。

フィリピンに語学学校が多すぎて選べない問題


約500校の語学学校が存在

フィリピンには語学学校が本当にたくさんあります。フィリピン留学普及協会によると約500校の語学学校がフィリピンにあるそうです。多くは韓国人経営による語学学校ですが、日本人経営による語学学校も30~50校はあるのではないでしょうか。

また、フィリピンでは常に新たな語学学校が出来ています。一方で倒産している語学学校も常にあります(留学予定の語学学校が倒産して払い込んだ授業料が返ってこなかった、みたいな話も定期的に聞きます)。定員50人未満の小規模な語学学校に関しては非常に入れ替わりが激しいため、正確な語学学校の総数は誰も把握出来ていません。

そのため、フィリピン留学を調べ始めた人は通常、たくさん有りすぎる語学学校の数に途方に暮れます。そして、自分で選ぶことが出来ずに留学エージェントに頼る、というのがよくあるパターンです。

生徒が留学の目的を見失って学校選びに失敗する

ではなぜ語学学校を選ぶことが出来なくなるかというと、『生徒が語学学校を選ぶ基準を持っていないから』です。

ここで大学受験予備校を例として考えると、「志望校に合格できる学力を身に付けさせてくれるのかどうか」というのが大学受験予備校を選び第一の基準になります。これ以外の基準では『学費』や『立地』があるでしょうが、それでも基本的には『学力を上げてくれる予備校』を受験生は選択します。

一方、語学留学はそうでは有りません。『語学学校では実は必ずしも英語力を上げる必要はない』です。そのため『英語力を上げる』ということ以外の要素が重視されます。

例えば、ある語学学校の売り文句は「海沿いにあり、校内でアルコールが飲める」というものです。「語学学校なのになぜアルコールの話が?」と思われた方は、記事の後半にて詳細を説明します。

英語以外にも学べる(らしい)留学の存在

また、英語学習以外の要素を強調している語学学校も有ります。例えば、代表的な変化球は「IT留学(英語だけでなくプログラミングを同時に学ぶ)」です。このIT留学ですが、プログラミングの勉強が忙しすぎて、英語学習をしている時間が無くて英語力が伸びた生徒の話は聞いたことが有りません。

そして「IT留学」だけでなく、他にも英語力以外の要素を重視している留学では「バリスタ留学(コーヒーの煎れ方を学ぶ)」「美容師留学(美容技術を…以下略)」「DJ留学(音楽関係のDJです。DJを…以下略)」といったものが有ります。

こういった英語学習自体を後回しにしている語学学校はけっこう有ります。最後のDJ留学は流石にキワモノ過ぎたのかすぐに無くなりましたが。

目標も期限も決めていない人が大多数である語学留学

英語力アップを最優先にしないで学校を決めてしまう

フィリピン留学の目的を調査するアンケートでいつも上位を占めるのは「短期間で英語力をつけたい」「短期間で試験のスコアを上げたい」というものです。語学留学をする人は基本的には皆さん「英語力を上げたい」と考えています。

英語力を上げたいのであれば、『一番英語力が伸びる語学学校を選べば良い』のですが、多くの生徒はその選択をしていません。

なぜこういう風になってしまうかというとそれは下記の2つの理由からです。

  • 自分が留学後にどういうふうになりたいのかが明確にイメージ出来ない
  • 英語学習に関してなにをどうすれば良いのか良く分かっていない。何をすべきか分からない

このように自分の中に判断となる基準がないのであれば、どの語学学校を選んで良いのか判断することが出来ません。多くの留学生は実は語学留学をするにも関わらず、「目標(到達したい英語力)」「期限(いつまでに目標に到達するのか)」を決めていないのです。

「楽しそう」だけで学校を選ぶとミスマッチの原因に

比較のために再度ここで大学受験予備校について考えてみましょう。大学受験予備校は「志望校に受かるだけの学力を」「年が明ける大学受験までに」身につけられる、そのための学習カリキュラムを生徒に提供しています。ここには「目標」「期限」が有ります。そして、フィリピン留学をする学生の多くは、この「目標」と「期限」を定めていません。

ただ、語学留学をする人の中にも少数ですが、しっかりと「目標」と「期限」を決めている人達もいます。

  • 転職活動で必要であるため、TOEIC L&R試験で800点を4ヶ月以内に取得したい
  • カナダの大学に入学するために、IELTS試験で6.5を6ヶ月以内に取りたい

こういった具体的な数字にまで落とし込んでいる留学生は、私の経験則ですが、フィリピン留学をする留学生全体の2割未満ではないかと推測しています。

ここまで目標と期限が明確に決まっている留学生は学校選びに困ることは有りません。自分の目的にあった学校を選べば良いだけですので。一方、「目標」「期限」を決めていない留学生は、学校選びが難航し、そして結局はミスマッチな語学学校を選んでしまう傾向が有ります。

実はそんなに勉強していない・英語力もそのままな語学留学

「目標」と「期限」を決めていない曖昧な留学生はどのような留学生活を過ごしているのでしょうか。語学留学の実態としては、大多数の留学徒はそれほど英語力を上げる努力を熱心にしているわけではありません。勉強よりは「観光」や「生徒同士の交流(例 夜の飲み会)」に時間を使っている生徒が多いです。

そのため留学が終わった後には肝心の英語力についてはほとんど発言することなく、「友達がたくさん出来て楽しかった」「英語学習よりも大事な、異文化について知ることが出来ました。」といった発言をされる事が多いです。

そして、こういう学生達の英語力はまず上がっていません。「英語力を上げる」という当初の目的を忘れて、「観光」や「生徒同士の交流」ばかりしてしまったのです。実際、多くの留学生の体験談を読んでみると、「語学留学というよりは少し長めの観光旅行に行ったのだな」とすら思えるものが多いです。

英語力は上がらないのに満足度が高いフィリピン留学


フィリピン留学Instagramで検索した結果のスクリーンショット

フィリピン留学の満足度は楽しさであって、英語力アップではない

そうです。この「観光」「生徒同士の交流」という要素こそが語学学校選びでは実は重視されているのです。「英語力を上げる」という要素は実態としてはそれほど重視されていません。

ここで語学学校の経営の観点から話をすると、生徒の英語力を上げるのはとても大変です。適切な学習カリキュラムを作って、質の高いフィリピン人英語教師を雇って、生徒の学習をサポートする体制も作る必要が有ります。これらを実現して維持するのはとてもとても大変です。

一方、こういった大変なことをしなくても生徒の満足度を上げる方法が有ります。それは「生徒を楽しませる」というものです。生徒を楽しませるために語学学校が行っている代表的な試みを以下にまとめました。

生徒を楽しませるために、語学学校が行っている代表的な試み

  • リゾートに近い立地
  • 海の近くにある語学学校
  • 校内にある大きなプール
  • 宿舎がホテル
  • 校内でアルコールが飲める。校内にバーがある
  • スポーツジムが利用できる
  • バスケ合宿
  • ゴルフコースが有る
  • ヨガ・ダンスコースが有る
  • エステ・バリスタコースが有る
  • 日本人生徒同士、異業種交流が出来る
  • フィリピン人講師が校舎で暮らしている。レッスン以外でも、たくさん英会話が出来る
  • ナイトクラブパーティーを定期的に開催している
  • 生徒が多国籍。外国人の友人が出来る
    ※フィリピン留学では「外国人=韓国人」です。他の国の留学生はまだまだ少ないので、これは誇大広告。

これらが代表的なフィリピンにある語学学校の売り文句です。ここまで読んで気付かれた方もいるかもしれません。ここで上げたものは各語学学校が提供している「レッスンの内容」「学習カリキュラムの内容」に関係ないことばかりです。まとめていて思いましたが、語学学校よりも観光ホテルの宣伝文句と言った方が良いかなと私は思いました。

満足度をあげる為に楽しみを優先にしたマーケティングが先行

ここで経営的な話に戻ると、「生徒を自由に遊ばせて満足度を上げる」のは、「生徒にしっかりとやるべきことをやらせて、英語力を上げてもらう」よりもずっと簡単です。そして、満足度が上がれば良い口コミが広まって、近い将来多くのお客さんが来ます。

だからこそ、多くの語学学校では生徒に地道な学習をしてもらうよりは、とにかく楽しい体験をして、楽しい思い出を持って帰ってもらうことを重視しています。

フィリピンの語学学校を観光客目線で選ばないこと


セブ留学」をInstagramで検索した結果のスクリーンショット

たくさんある語学学校のウェブサイトや紹介動画をYoutubeで観ていると、当初の英語に関する目標(語学留学をして英語力を上げたい!)という目標を忘れがちです。それよりは「こっちの施設の方が良いな」「この学校は校内に大きなプールがあるのか!」と、当初は全然考えてなかった方向に流されてしまいます。

以前に私もそれぞれの語学学校の紹介動画を連続して観ていた際には、「施設面の違い」にばかり注目してしまいました。でも、施設面の話よりもむしろ「学習カリキュラムの内容が良くない(≒学習カリキュラムの話が全然出てこない)」「留学している他の生徒が遊んでばかりの学習上よくない環境」というマイナスの要素がないかを確認する方がずっと重要です。

この記事を参考に自分の当初の目的がなんであったかを忘れずに語学学校を選んで下さい。英語力向上が目的の方であれば、その目的に最も合致している語学学校を選択下さい。

次の「英語力を上げる」フィリピン留学の語学学校選びのポイント5つの記事では「英語学習」「学習カリキュラム」の観点から、どういった語学学校を選べば良いのかを紹介します。

筆者の語学学校サウスピークは、「本気留学」「3ヶ月でTOEICを"平均"200点上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」という方針で語学学校サウスピークを運営しています。

語学学校サウスピークはフィリピン・セブ島に有り、現在3校舎、定員200名を超える人気校となっております。2017年には1,500名を超える方々が留学予定です。

毎週東京・新宿にて、毎月1度大阪・梅田にて『サウスピーク、フィリピン・セブ島留学説明会』を開催しています。短期間で英語力を劇的に上げたい方の参加をお待ちしています。


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ライタープロフィール
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柴田浩幸(はるじぇー)
語学学校サウスピークの英語学習カリキュラム作成の総責任者。「本気留学」「3ヶ月でTOEICを"平均"200点上げて、マンツーマンレッスンで英会話・英作文が出来るようになる」という方針で語学学校サウスピークを運営。 Twitterは@HAL_J https://twitter.com/HAL_J(はるじぇー)
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