英語で間違えやすい間接話法と直接話法の違いと使い方のポイント

  • 英語勉強法
  • 英語勉強法

「母がよろしくと言っていました」など、誰かの発言を他の人に伝えるときには、「直接話法」と「間接話法」の二通りの言い方があります。日本語で話すときは、セリフをそのまま引用する直接話法をとることが多いですが、英語では間接話法を用いて客観的に物事を伝える傾向があります。
今回は文章だけでなく会話でもよく使われる間接話法をご紹介します。

英語の直接話法と間接話法の違いとは

直接話法(direct speech)とは、誰かが言ったことをそのまま “ ” の中に入れて引用する話法です。一方、接続詞 “that”(~ということを)を使い、セリフの部分を文に組み込んで伝える形式を間接話法(reported speech)とよびます。

直接話法から間接話法への変換方法

直接話法 My boss always says, “I'm busy.”(ボスはいつも「忙しい」と言っている。)

間接話法 My boss always says that he is busy.(ボスはいつも忙しいと言っている。)

直接話法を間接話法に変える方法を説明します。

1.  “My boss always says” に続くカンマを外して、“that” を置きます。(省略可能です。)

2. セリフの部分の主語と動詞を変えます。“my boss” が “I” と言っていますので、“he” に変え、それに合わせて be動詞も “am” から “is” に変更します。

過去の話を伝えるとき

Brad: I’m sorry. I’m late.(ごめん。遅れちゃって。)

Mike: What happened?(どうしたの?)

Brad: I missed the bus.(バスに乗り遅れたんだ。)

<2 hours later>(2時間後)

Kevin: Do you know why Brad was late this morning?(なんで今朝ブラッドが遅刻したのか知ってる?)

Mike: He said that he had missed the bus.(バスに乗り遅れたって言ってたよ。)

バスに乗り遅れたブラッドのセリフ “I missed the bus.” を直接話法で書きだしてみましょう。

直接話法 He says, “I missed the bus.

マイクは「2時間後」にブラッドが言ったことをケビンに伝えていますので、“says” を “said” と過去形にします。また、主節の動詞を一つ下げたので、セリフの中の時制もひとつ下げます。

間接話法 He said that he had missed the bus.

“says” が “said” に、“miss” が “had missed” に変わりました。

ブラッドが、遅れたと「言った」のは2時間前、バスに「乗り遅れた」のはそれよりも前の出来事です。 “He said” と主節で過去形を使っていますので、従属節ではそれよりも時制を一つさげて、“he had missed the bus” と過去完了形をとります。

主節が過去形のときには、“that” 以下に入るセリフの時制をそのまま使うことはできません。主節の過去形に合わせて、セリフ内の時制を一つ下げる必要があります。

間接話法の例

直接話法 He said, “I’m going to see a movie.”(「映画を見に行くんだ」と彼は言った。)

間接話法 He said that he was going to see a movie.


直接話法 She said to me, “I will be back soon.”(「すぐに戻るね」と彼女は私に言った。)

間接話法 She told me that she would be back soon.

* 間接話法では “said to me” は “told me” に変わります。

 

直接話法 He said, “I have finished work.”(「仕事が終わった」と彼は言った。)

間接話法 He said that he had finished work.

 

直接話法 She said, “It may rain.”(「雨が降るかもしれない」と彼女は言った。)

間接話法 She said that it might rain.

 間接話法に変えるときの注意点

代名詞

直接話法 Bob said to me, “My sister wants you to call her.”(「『妹が電話してほしい』って言ってたよ」とボブが私に告げた。)

間接話法 Bob told me that his sister wanted me to call her.

間接話法にするときは、代名詞も変更することを忘れないようにしましょう。「ボブの妹が私に電話して欲しい」と言っていたので、“his sister wanted me” に変わります。

単語

直接話法  Emily said, “I’m busy now.”(「今忙しいの」とエミリーは言った。)

間接話法 Emily said that she was busy then.

たとえば朝の9時にエミリーに会ったときに「今忙しいの」と言っていたとします。そのことを夕方に他の友人に伝えるとしたら、「今」はもう「今(朝の9時)」ではありません。エミリーは「そのとき」忙しかったのですから、“now” ではなく “then” と単語を変えます。ほかにも変える必要がある言葉を挙げておきましょう。

直接話法
間接話法
now
then
today
that day
tomorrow
the next day
yesterday
the day before, the previous day
last night
the night before, the previous night
next week
the next week, the following week
last year
the year before, the previous year
ago
before
this
that
these
those
here
there

ただし、「昨日の夜眠れなかった」という話を友人から聞き、それを「今日のうちに」他の友人に伝えるのであれば、“last night” のままでも問題ありません。「前の日に眠れなかったみたい」と数日後に伝えるのなら “the previous night” に変更します。

また「この本がおもしろいってエレンが言ってたよ」という文も、実際にその本を目の前にして会話しているのであれば、“this book” を “that book” に言い換える必要はありません。

試験などでは、これらの語に書きかえることが求められますが、実際の会話ではそのときの状況によって使い分けていくようにしましょう。

肯定文以外を間接話法に変えるには?

疑問文

直接話法 My co-worker asked me, “Do you like rock music?”(「君はロック音楽が好き?」と同僚は私に尋ねた。)

間接話法 My co-worker asked me if I liked rock music.(同僚は私にロック音楽が好きかどうか尋ねた。)

疑問文を間接話法にするときには、“ask” を使います。「好きかどうか尋ねた」という文の「どうか」にあたる部分は、 “if” もしくは “whether” で表し、その後ろに主語、動詞の順で語をつなげます。“ask” の他に、“inquire” や “demand” などの語を使うこともできます。

疑問詞

直接話法 He asked me, “What kind of movies do you like?”

間接話法 He asked me what kind of movies I liked.

“what” や “how”などの疑問詞を使った文を間接話法にするときには、疑問詞をそのまま使い、後ろに主語 + 動詞を続けます。

命令文

直接話法 My father said to me, “Come back home before dark.”(「暗くなる前に帰ってくるように」と父は私に言った。)

間接話法 My father told me to come back home before dark.

命令文を間接話法にするときには “tell +人+ to do” の形をとります。文によっては、“order” や  “ask”  “advice” などの語に言い換えてもいいでしょう。

勧誘

直接話法 My friend said to me, “Let’s go to the park.”(「公園に行こう」と友人が言った。)

間接話法 My friend suggested to me that we (should) go to the park.

提案は “suggest” “propose”、または “ask” を使います。“suggest” “propose” は、人を表す語の前に “to” をつけるのを忘れないようにしましょう。(“suggest to me” “propose to me”)
“that” 以下は「主語 + 動詞の原形(もしくは should)」が続きます。

感嘆文

直接話法 Mary said, “What a beautiful garden it is!”(「なんて素敵な庭なの!」とメアリーは言った。)

間接話法 Mary said that what a beautiful garden it was.

感嘆文の場合は 時制の一致だけ気を付ければ、“that” 以下の語順を変更する必要はありません。“said” の他に “exclaim” や “cry” の語で言い換えることもできます。

時制の一致が起こらない場合

間接話法に変えたときに、時制の一致がおこらない場合の例を見ていきましょう。

ことわざや不変の真理

My father said that fish have gills to breathe.(魚には呼吸するためにエラがあると父が言った。)

歴史的事実

The teacher taught us that Napoleon proclaimed Emperor in 1804.(1804年にナポレオンは皇帝になったと先生が教えてくれた。)

仮定法

She said that if she had enough money, she could buy a new dress.(もしもお金がたくさんあれば新しいドレスが買えるのに、と彼女は言った。)

 習慣

He said that he always gets up at 6 o’clock.(いつも6時に起床すると彼は言った。)

* 彼が「そう言った」時点においての習慣が、今もまだ続いているときには時制の一致がおきません。

 間接話法に慣れよう

英語で話すときには、間接話法ばかりで直接話法を使わないかというと、そうでもありません。人が言ったセリフをそのままのニュアンスで強調したいときは、表情やジェスチャー、口調などを真似しながら直接話法を使うこともあります。また子供の会話にも直接話法がよく登場します。

ただ一般的に人の言葉を伝えるときには、間接話法が多く用いられるといえるでしょう。

間接話法に慣れないうちは、話しながら時制を変えていくのを難しく感じますが、基本を理解すればだんだんと使えるようになります。英文を口にだして、練習を重ねましょう。

おわりに:プロが選ぶ英語学習おすすめ教材

こちらの記事では、英語学習が効果的にできる英語のプロが厳選したおすすめアプリをまとめています。英会話の勉強をされる方におすすめです。

英会話の勉強をしたい方へおすすめの記事

英会話の勉強をするためにEnglish Hackerでは低価格でハイクオリティなレッスンが受講できる英語学習アプリとオンライン英会話をおすすめしています。こちらの詳細はこちらの記事からご覧ください。

英会話教室に通って短期間で英語を上達させたい方は、こちらの記事をご覧ください。

TOEICの勉強をしたい方へおすすめの記事

TOEIC対策を本格的にしたい方にはリスニング・リーディングの講義動画、練習問題2,000問が利用できるスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースをおすすめしています。詳細はこちらからご覧ください。

プロがおすすめする英語学習の教材
F4b61241 50d2 4877 a756 18c6872cb324
ネイティブキャンプ
おすすめ度:★★★★★
✔TOEIC対策コースあり
✔リスニング問題を集中対策
✔毎日レッスン受講可能
4b07ba80 dd33 403a 829a 4b66fae1da9a
スタディサプリENGLISH
おすすめ度:★★★★★
✔動画授業で全パート対策可能
✔練習問題は2,000以上掲載
✔1日約82円!月額2,480円〜
この記事が気に入ったらシェアしよう
英語学習に役立つ情報を購読!
英語の相談を受付中!編集長をフォロー