“how” は、“How are you?” や “How much?” など、英語の定番表現に欠かせない便利な単語です。“how” の後ろに続ける言葉を変えて、さまざまな情報を手に入れましょう。今回は “how” の具体的な使い方についてご紹介します。
目次
英語“How” を使った疑問文
方法や手段を尋ねる
How can I get to the station? (駅まではどのように行けばいいのですか?)
Could you tell me how to use this coffee machine? (このコーヒーメーカーの使い方を教えてくれませんか?)
「どのような方法で」それをすることができるのか知りたいときには、“how” を使って尋ねます。“how” の後ろに続くのは、通常の疑問文です。
また“how
to + 動詞の原形” で「~の仕方」を意味します。たとえば “how to swim” は「泳ぎ方」、“I don’t know how to do it.” と言えば「それのやり方を知らない。」と表現できます。
状態を尋ねる
How have you been? (元気だった?)
How was your weekend? (週末はどうでしたか?)
“How + be動詞” に人を表す単語を続ければ体の状態を、また物を続ければ状態を尋ねる疑問文となります。
“How was your day?”(どんな一日だった?)など、「○○はどうだった?」と相手の感想を聞きたいときに便利なのが
“How was ~ ?” と言う表現です。日常会話でよく使われますので、覚えておきましょう。
理由を尋ねる
A: I quit my job. (仕事を辞めたんだ。)
B: How come? (どうして?)
「どのような理由で」と問う時に、“how” を使うこともできます。“How come?” は、“How did it come about that ~ ?” を短縮した形です。主に口語で使われるカジュアルな表現で、予想していなかった状況などに遭遇して「え?どうして?」と驚くときなどに使われます。“How come he is late?”(なんで、彼は遅れてるの?)のように、“how come” の後ろは「主語 + 動詞」の語順で文が続きます。
感動や驚きを表現する
A: You got a new bag. How nice it is! (新しいカバンを買ったのね。わぁ素敵!)
B: Thanks. (ありがとう。)
“how” を使った感嘆文で、「なんて~なの!」と感動や驚きを表します。“How + 形容詞/副詞 + 主語 + 動詞!” が基本的な形ですが、口語では “How beautiful!”(なんて美しいの!)や “How awful!”(なんてひどいんだ!)など、後ろの部分が省略される場合があります。
程度を尋ねる
How far is it from here to the post office? (ここから郵便局まではどれくらいの距離がありますか?)
“How + 形容詞” で、程度を尋ねます。「どのくらい遠いのか」「どのくらい高いのか」など、“how” の後ろに置く形容詞を変えるだけで、聞きたい情報を手に入れることができる大変便利な言い回しです。そのほかにもHowに続く言葉を変えるだけで、様々な物事の程度・規模について尋ねることができます。
- (大きさ)How big is your company?(君の会社の規模はどれくらいなの?)
- (高さ/身長)How tall is Big Ben?(ビッグ・ベンの高さはどれくらいですか?)
- (大きさ/広さ)How large is the population of this city?(この町の人口はどれくらいですか?)
- (長さ/時間)How long does it take to get to the nearest station?(いちばん近い駅までどれくらいかかりますか?)
- (数)How many brothers and sisters do you have?(兄弟は何人ですか?)
- (値段/量)How much is this book?(この本はいくらですか?)
- (頻度)How often do you come here?(どのくらいの頻度でここに来ているの?)
- (年齢)How old is this wine?(このワインは何年物ですか?)
“How about ~ ?” (~しませんか?/~はどうですか?)
A: How about going to see a movie? (映画に行かない?)
B: I’d love to, but I have an appointment at the dentist’s. How about tomorrow? (行きたいけれど、歯医者の予約があるの。明日はどう?)
A: OK. (いいよ)
「~しませんか?」と勧誘したり、「~はどうですか?」と提案したりするときの表現です。“How about + 名詞?” もしくは “How about + 動名詞?”
の形をとります。
何かを尋ねられて答えたあとに “How about you?” と言えば、「あなたはどうなの?」と相手に聞き返す表現になります。
Howを使いこないして会話を広げよう
日本人が間違いやすい表現の一つが、「あなたはどう思いますか?」という日本語を、そのまま英語に訳して “How do you think?” と言ってしまう文章です。“how”
を使うと「あなたはどのように考えるのですか?」という意味になり、相手の意見を伺う疑問文にはなりません。この場合は “what”
を使って、“What do you think?” と言うのが正解です。
また “how” を使った “How do you like ~ ?” という表現も「~はどうですか?どう思いますか?」と尋ねるときに使えます。単純に “Do you like ~ ?” と聞くより、相手の話を聞きだすことができるおすすめの表現です。“how” を使いこなして、相手から聞きたいことを引き出していきましょう。
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