英語で「壊れた」と伝えるには?ニュアンス・状態別の英語表現10

  • 英語表現

ものが壊れたと言いたい時に、一般的に使われるのはBroken(壊れた)ですが、もう少し詳しく、何がどんな状態で壊れているのか説明する場面もあるでしょう。Broken以外によく使われている壊れた状態を表す言い方をご紹介します。

「壊れた」を表す英単語


Destroyed (破壊される)

Many houses were destroyed by the twister.(竜巻で多くの家が破壊された。)

I was okay but my cell phone was destroyed when I got hit by a car.(車にひかれたとき、私は無事だったけど、携帯がぶっ壊れた。)

例えば、ゴジラがやって来て徹底的に街を壊すというがDestroyのイメージです。もちろん日常的な物にも使えますが、修復が難しいほど激しく壊れ「ぶっ壊れた!」というニュアンスで使います。

Ruined(台無しになる)

Because he received bribes from multiple companies he ruined his career as a politician.(彼は数社からの賄賂を受け取っていたので、政治家としてのキャリアを台無しにした。)

He was drunk and he ruined our anniversary dinner party.(彼は酔っぱらって記念日の夕食会をぶち壊した。)

Ruinedも直せないくらい壊れた状態を表します。Ruinは「荒廃」や「遺跡」という意味を持ち、全体的に使用不可能な状態を表現しています。また、物に使うよりも人間関係や人生など形のないものが滅茶苦茶になった時にも多く使われる表現で、その際には「台無しに」なったという表現がしっくりきます。

Damaged(破損する)

My luggage was damaged when it was taken off the airplane.(私のスーツケースは飛行機から降ろされたときに破損した。) 

My mirror was damaged in the car accident.(交通事故で私の車のミラーが壊れた。)

何かに小さな欠陥がある時にはDamageを使います。Broken(壊れた)と同じように全般的な表現で、ちょっと欠けている、へこんでいる、破けているなど、自分でも直せそうなちょっとした不具合を表すことができます。

Scratched(傷のついた)

The floor got scratched when I moved my book shelf.(本棚を動かした時、床を傷つけてしまった。)

There is a very minor scratch on the record but you can still listen to it.(レコードにはちょっと傷があるが、まだ聴くことができる。)

引っ掻かれて傷のついてしまったものには“Scratched”を使います。壊れているわけではありませんが、ものに傷がついたら、やはり直したいと思いますし、新品のものならなおさら返品や交換を求めますよね。

Smashed(砕けた)

I threw a baseball and smashed my neighbor’s window.(野球のボールを投げて、近所の家の窓ガラスを割ってしまった。)

The screen of my cell phone is smashed.(携帯のスクリーンが、割れてしまった。)

ガラスなどが割れて粉々になった時などには、Smashで表します。“The window is broken.”でも割れていると言えますが、どの程度かよく分かりません。Smashを使えば、砕け散った様子をよく表すことができます。

Crushed(潰された)

Someone sat on my hat and it got completely crushed.(誰かが私の帽子に座っていたので、すっかりぺちゃんこになってしまった。)

The cake was crushed in the box and the cream was everywhere.(ケーキは箱のなかで潰れて、クリームだらけになっていた。)

何かが押しつぶされた状態です。非常に似た単語で“Crash”というものがあり混乱しますが、 “Crash”はCar crash(交通事故)など、衝撃を受けて何かが潰れたり砕けるのに対し、“ Crush”は圧力がかかって、押しつぶされるという意味です。

Ripped(破けた)

I would like to exchange this book because the cover is ripped.(この本の表紙が破れていたので、交換したいのですが。)

My cat was playing with my scarf and eventually he ripped it.(私の猫がスカーフで遊んでいて、そのうちに引き裂いてしまった。)

紙や布などが引き裂かれたり、ちぎられたりした状態を表します。Tear(破る)の過去形のTorn(破けた)も同じように使えます。

Busted(壊れている)

The pipe busted last night and flooded my kitchen.(昨夜、パイプが破裂して、台所が水浸しになった。)

The elevator was busted so I had to go up the stairs to 25th floor.(エレベーターが壊れていたので、25階まで階段で上がらなければならなかった。)

人にBustedを使うと、「逮捕される」や「ばれる」というスラングですが、物に使う時には「壊れている」いう意味になります。辞書によれば、もともとはBurst(破裂・爆発する)という言葉から派生した単語のようです。そう考えると、何かが爆発した後には、当然ものは壊れているだろうと納得がいきますね。

Fall apart(崩れる)

I love my car but it is so old and it’s falling apart.(私の車に愛着はあるけれど、とても古くてガタがきている。)  

I took this note book everywhere so it is kind of falling apart.(このノートをいつも持ち歩いているので、ボロボロになってきている。) 

Fall(落ちる)とApart(ばらばらになる)が組み合わさって、「崩れる」と言う意味になります。まだ完全に壊れているわけではありませんが、ぼろぼろになってきているものや、古くてガタがきているものなどによく使われます。

Not working(機能しない)

His hobby is collecting electronics that are not working and fixing them.(彼の趣味は、壊れた電化製品を集めて修理することだ。)

I didn’t realize the fridge was not working, so some of the food went bad overnight. (冷蔵庫が壊れていることに気が付かなかったので、一晩で腐ってしまった食料もある。)

Work には「働く」という意味以外に、「機能する」という意味があります。機械的なものが、正常に動いていない場合にはnot workingを使って「壊れている」「故障している」ということができます。

Something is wrong with~ / There’s something wrong with ~ (調子がおかしい)

I think something is wrong with my phone.  I can call people but I can‘t receive calls.(何か携帯の調子が悪いんだ。電話はかけられるけど、受信ができない。)

The internet is so slow.  Do you think there’s something wrong with our router?(インターネットが遅いんだけど、ルーターの調子が悪いのかな?)

動いてはいるけれど、いつもより遅いとか、変な音がするなどと言う時にこの表現を使います。何かおかしいと思いつつも、まだ原因は分からない時に「何か調子が悪い」とか「壊れているらしい」と言うのに最適な表現です。

まずは基本の単語から抑える