英語で「すごく、とても」を表す「very、so、such」の使い分け

  • 英語表現

「すごく~」「とても~」と言う時、「very」以外にも、「so」や「such」を使う事が出来ます。「so」や「such」は、英語学習者のほとんどがどこかで聞いた事や見た事がある表現ですが、では、正しい用法はご存知ですか?実は使い方には明確なルールがあり、例えば、「You're so smart!(あなたってすごく賢いのね!」は言えても、「You're such smart!」と言う事は出来ません。英文をよく読む人ならかんとなく感覚的に分かっているかもしれませんが、そうでなければ違いをハッキリと学ぶ機会のある人は少ないと思います。なかなか学ぶ機会のない「very」「so」「such」の違いを、例文と共にしっかり学んでいきましょう。

soの意味と、veryとのニュアンスの違い


soの意味と使い方

皆さん「very」の意味はよくご存じかと思いますが、では、「so」はどの様な意味でしょうか?「so」の基本的な意味は「とても」であり、下記の例文三つの「so」は「very」に置き換える事も出来ます。ですが、厳密に言うと、ネイティブスピーカーは、「so」と「very」を、感覚的に使い分けています。「so」は、基本的には、相手の知っている情報に対して使うイメージです。

Hey, you look so beautiful! (わぁ、とっても素敵よ!)

パーティーやデート、または友人同士で遊びに出掛ける時などに、普段よりもおめかしして来た女性に対して使うイメージです。いつもよりもオシャレに着飾っていたり、普段はお化粧をしない女性がお化粧をしていたりしたら、この様に褒めましょう。但し、男性から女性を褒める場合は、ナンパと勘違いされたり、セクハラだと思われる事もありますので、注意が必要です。

This coffee is so good! (このコーヒーすごく美味しい!)

一緒にコーヒーを飲んでいる場面で使われる一言であり、例え聞き手が同じコーヒーを飲んでいないとしても、話し手の飲んでいるコーヒーがどれか分かる、話し手の飲んでいるコーヒーが見えている状態での発言です。

It's so hot today. (今日はすごく暑いですね。)

その場に一緒にいる人に言う言葉です。一緒に出掛けている人だけでなく、近所の人、バスや電車を待っている時、または車内で隣り合わせになった人、エレベーターの中で居合わせた人などにこの様に話しかける事もよくありますので、話しかけられたら無視せずに「Yeah, it's really hot.  (ええ、本当に暑いです。)」「It is. (そうですね。)」等返事を返しましょう。

veryの意味と使い方

It's very hot and humid in Japan now.  (今日本はとても蒸し暑いです。)

一方、「very」は、どちらかと言うと相手の知らない情報に対して使われます。日本にいない人に対して伝えているイメージです。

That musical was very good.  (あのミュージカルとても素敵だったわ。)

そのミュージカルを見ていない人、そのミュージカルの事を知らない人に対して言っているイメージになります。

The quality of our new product is very good. (私共の新製品の品質は非常に良いです。) 

相手の知らない情報を伝える時には「very」を使いますので、「very」を「so」に置き換える事は、基本的には出来ません。もし「so」に置き換えるとしたら、話し手も聞き手もその製品の事を知っている場合になります。スピーチ、プレゼンテーション、面接など、フォーマルな場では、相手の知らない情報を伝えるため、「very」が多く使われる傾向にあります。

soとsuchとveryの使い方の違い

soの後ろには形容詞

「so」は副詞であり、「so」の後ろには必ず形容詞を持ってきます。ここで気を付けたい点は、「so+形容詞」は使えるけれど、「so+形容詞+名詞」は使えないという事。

Your dog is so big! (あなたの犬ってなんて大きいの!)

「so」の後に形容詞の「big(大きい)」がきています。これを、「Your dog is a so big dog!」や「Your dog is so a big dog!」とする事は出来ませんので、気を付けて下さいね。

He is so handsome!  (彼、とってもハンサム!)

「He is a so handsome guy!」や「He is so a handsome man!」という風に、「guy(男性)」「man(男性)」という名詞をつけて使う事は出来ません。「guy」は「男性」という意味のカジュアルな表現ですが、「Hi guys! (やぁみんな)!」と言う風に挨拶で使う時や「みんな」を指している時には、女性を含めて使うも多いです。

It's so noisy here! (ここはなんてうるさいの!)

「noisy(うるさい、騒がしい)」よいう形容詞を使っています。名詞を「noisy」という形容詞で修飾する場合には、「so」は使えなくなりますので、ご注意ください。

suchの後ろには名詞

「very」や「so」の様に、「とても~」「なんて~」という訳になる「such」ですが、使い方には明確な違いがあります。「so」の後には必ず形容詞、というルールは先程学びましたが、「such」の後には必ず名詞がくるのです。

You're such a nice person! (あなたってなんていい人なの!)

「nice(良い)」という形容詞が使われているのですが、この形容詞は名詞「person(人)」を修飾しているものあり、「a nice person(良い人)」で一セットの名詞になっているイメージです。この文を「You're such nice!」と言う事は出来ませんので気を付けましょう。

He's such an idiot! (アイツ、すっげーバカ!)

「He's such an idiot!(アイツ、すっげーバカ!)」の「idiot」は名詞ですので、「such」をつけて強調する事が出来ます。「idiot」は、「馬鹿者」や「まぬけ(な人)」を指します。このフレーズは「彼」の悪口を言っていますので、美しい英語表現ではありませんが、映画やドラマ、日常会話の中ではよく出てきますので、この機会に覚えておきましょう。意味が意味ですので、使う場面には十分注意して下さいね。

Don't make such a noise. (そんな音は立てないで。)

また、「such」には、「そんな」または「そんなに」という意味もあります。もちろんその場合も「such」の後には名詞を入れなければなりません。suchの後に「noise(音、騒音)」という名詞を入れていますね。例えば、食べる時にクチャクチャと音を立てているなど、何かしら不快な音を立てている人に対して言っているセリフです。

veryの後ろには形容詞または形容詞+名詞

「very」は「so」と違い、「very+形容詞」も「very+形容詞+名詞」も使えますが、「very+名詞」は使えません。

We are very good friends.  (私達はとても仲良しなの。)

「very」の後ろに形容詞の「good(良い)」、そして名詞の「friends(友達)」が来ています。「good friends」は直訳すると「良い友達」で、「仲の良い友達」を指しますので、「very good friends」は「とても仲の良い友達」です。これを「so good friends」にする事は出来ません。

Finland was very cold but the auroras were very beautiful.(フィンランドはとても寒かったけれど、オーロラはとても綺麗だったわ。)

「very」を二回使っており、二回共形容詞を修飾しています。最初は「very cold(とても寒い)」、次は「very beautiful(とても綺麗)」です。

You should read it, it's a very good book.(それ読んだ方がいいよ、すごくいい本だから。)

「very」の後に形容詞の「good」、そして名詞の「book」と続いています。もちろん、「You should read it, it's very good. (それ読んだ方がいいよ、すごくいいから。)」と言う事も出来ます。

very, so, suchの使い分けおさらい

彼はとても背が高い男性です。

〇He is very tall.

〇He is a very tall man.

〇He is so tall.

✖He is a so tall man. 

✖He is such tall.  

〇He is such a tall man.

このバッグはすごく高かったの。

〇This bag was very expensive. 

〇This bag was so expensive. 

✖This bag was such expensive.

昨日はすごく暑い日だったね。

〇It was very hot yesterday. 

〇It was a very hot day yesterday. 

〇It was so hot yesterday.

✖It was a so hot day yesterday.

✖It was such hot yesterday. 

〇It was such a hot day yesterday. 

英語ってすごく難しいわ。

〇English is very difficult.
〇English is so difficult. 

✖English is such difficult. 

そのドレス、すごく素敵!

〇It's a very beautiful dress!

〇The dress is very beautiful!

✖It's a so beautiful dress!

〇The dress is so beautiful!

〇It's such a beautiful dress!

✖The dress is such beautiful!

very, so, suchの違いを覚えて使い分けよう

日本語だと同じ訳になるものでも、英語だと少しニュアンスが違っていたり、同じ様な意味でも用法が違っていたりします。今回の「so」「very」「such」の違いの様に、間違っても意味は大体通じてしまう場合、例えネイティブスピーカーと話している時に間違ったとしても、通じているので、直してはくれません。不自然な英語を話している事には違いないのですが、もし直してくれる人が周りにいない場合、間違ったままずっと使ってしまい、気付いた時に直そうと思っても癖になってしまっていてなかなか直らないという事も。一つ一つの違いを覚える事は簡単な事ではありませんが、一旦感覚さえ掴めば自然に使い分けられる様になります。「very」「really」「quite」「extremely」「absolutely」「completely」「totally」の使い方を紹介したveryは万能じゃない!使えない形容詞と正しい「とても」の英語表現の記事も参考にしてノートに書き写したり音読したりして覚えて下さいね。

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