「英検Jr.」と「英検」の違いとは?小学生でも「英検」を受験する3つの理由

  • 幼児英語教育

学生時代の英語の資格といえば「英検」を思い出す人も多いでしょう。わが子も英語を学習するなら、英検を受検させてみたい…と考える親御さんも多いですが、英検には、より内容が簡単で低年齢でも受検しやすい「英検Jr.」もあります。英検より簡単であれば、英検Jr.から受けてみようかな…と思われるかもしれませんが、ちょっと待って。そもそも「英検Jr.」と「英検」の二つの違いをきちんと知っていますか?きちんと違いを知ると、英検から受検した方がいいと感じるかもしれませんよ。

「英検Jr.」と「英検」の違い

20154月に「児童英検」が「英検Jr.」という名称に変わりました。まずは、「英検Jr.」と「英検」の違いに着目していきましょう。

合否の有無

「英検Jr.」には、合否がありません。成績は合否ではなく、「正答率」で表示されるのです。ただし、「BRONZE」「SILVER」「GOLD」の3段階のうち、「SILVER」「GOLD」は、前段階のグレードを8割程度取得していることが目安となります。「英検」はもちろん合否がはっきりとあります。全体でバランスよく正解でき、ある程度の正答率がないと合格とはなりません。

テスト内容の違い

「英検Jr.」は、オールリスニングのテストです。英語を聞いて、英語に合ったイラストに〇をつける方式でとなっています。それは「英検Jr.」が、まだ読み書きをしていない小学校の「外国語活動」に照準を合わせていることも関係しています。「英検」に関しては、読む、聞く、書く、話すの4つの技能をバランスよく身につける必要があります。

対象年齢

「英検Jr.」は、主に小学生が受検対象となっています。その理由は、小学校の「外国語活動」に対応しているから。「BRONZE」は小学校低学年、「SILVER」は小学校中学年、「GOLD」は小学校高学年がおおまかな受検対象とされています。「英検」の受験対象は、5級が中学校1年生程度、4級は中学2年生程度、3級が中学3年生程度となっていますが、きちんとバランスよく英語学習ができていれば、英語学習開始1年後には英検5級は取得可能です。

「英検Jr.」ではなく「英検」をオススメする3つの理由

「英検Jr.」と「英検」の違いを踏まえたうえで、「英検」をオススメしたい3つの理由をお伝えします。

1.入試で活用されるのは「英検」

そもそも、中学受験や高校受験、大学受験でも、入試成績で優遇されるのは「英検」の取得級です。「英検Jr.」で優遇されることはありません。ほかにも、英検の取得級によっては単位認定も行われているほど、英検は英語能力の指標として日本で大きな存在感のある英語試験といえるでしょう。だからこそ、5級からでも「英検」を目標として取得していってほしいのです。

2.受かる、落ちるという経験も大事

「落ちる」経験がかわいそう、と感じる親御さんも多くいますが、スポーツの世界でも、音楽の世界でも、一定の頑張りの上に、実際に成績を残さないとダメな場面は数多くあります。仕事をすることになってもそうですよね。頑張った分だけ「合格」に近づけるのです。

また、落ちたときこそ、その挽回方法が検討できるのは、このように合否がある試験ならではです。転ばせない努力をするのではなく、精いっぱい頑張っても転んでしまった時にどのように挽回するのかのほうを教えてあげることのほうが重要ではないでしょうか。そのような経験の積み重ねが子どもの心を強くしますよ。

3.高い目標を設定したほうが英語力は伸びる!

教育業界の中でこのような有名な話があります。レベルの相当高いA大学、少し頑張れば届くB大学、自分よりレベルの低いC大学があります。同じ能力の人間がどの大学を目指すかによって、入れる大学が変わるというのです。

レベルの相当高いA大学を目指した学生は、B大学に軽々通り、時には本当にA大学に入学するという奇跡を起こします。しかし、B大学をめざしていた学生はC大学に入学、時々B大学に入学するというのです。C大学を目指していた学生は、C大学よりもっと下の大学に入ってしまうことまであるのです。

なんとなく、その理由は推察できる人が多いのではないでしょうか。つまり、高い目標を設定していた人間ほど、自分の実力より高い結果を残しがちなのです。「英検Jr.」は、基本的には、子どものレベルに合わせた受検が可能です。しかし、結果を見てみると、やはりもともと「英検」の取得を目指していた子どもの方が、より高い英語力が身に着くというわけです。

チャンスは年3回!親子で英検にチャレンジしよう!

「英検」は、例年、6月と10月と1月の3回開催されます。合否は出ますが、1回だけの受験ですべてが決まるわけではありません。また、合否とともに、「CSEスコア」という英語能力を点数化したものが表示されます。これは、大学入試で活用されると決まった国際標準規格CEFRにも対応している数値です。

何度か英検を受検することで、合否だけでなく、自分の英語力の変化も確認できるので、お子さんの英語力の成長も共有することができますよ。ぜひ、英検受験を目標に、日々の英語学習に取り組んでみませんか?

英検Jr.公式ホームページ
英検公式ホームページ

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ライタープロフィール
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izumi
大学卒業後、教育業界に従事。科学的に国語教育を検証するとともに、指導者・先生向けの指導講座を担当。国語教育のノウハウを英語教育にも生かし、2人の子どもの子育てに実践中。子どもは5歳で英検3級を取得。しかし、子どもたちは英語が得意になっていくのに対して、自分は英語があまり得意ではないのがコンプレックス。子どもとともに飼育中の「オカヤドカリ」を見ている時間がひそかな楽しみ。
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