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2014.01.14(Tue) TOEIC

短期間・効率的にTOEICスコアを目標点まで達するために必要な2つの要素

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TOEICを受けたことのある方であれば一度は考えたことがあると思いますが、果たしてTOEICのスコアを効果的に上げるにはどうすれば良いのでしょうか?英文を大量に読むのが良いのか、それともTOEICの試験形式に慣れることが大事なのでしょうか。今回は目指している目標スコアごとに、効果的にTOEICスコアを上げるためにはどうすれば良いのか?を分析してみました。

短期間・効率的にTOEICスコアを目標点に達するために必要な2つの要素

◆TOEICのスコア=英語力×対策力

  1. 英語力:総合的な英語リスニング・リーディングの習熟度
  2. 対策力:TOEICの試験形式、問題形式にいかに慣れているか

TOEICのスコアを上げるために必要な要素を分解すると、大きく2つの要素、英語力と対策力があります。ここで言う英語力とは、そのままの意味で英語リスニングとリーディングの習熟度のことです。よくネイティブの人が何も対策せず900点台を取っていたりしますが、こういう人は英語力が飛び抜けて高いため必然的に高いスコアを取ることができます。TOEIC700点以上のスコアを目指すのであれば、高い英語の地力が必要になってきます。

 

一方で対策力とは、TOEICという試験にいかに慣れているかということです。問題の形式や時間配分、落としてはいけない問題を落とさないこと、回答の細かなテクニックなどです。この対策力はTOEIC意外では応用がきかないのでここにばかり重きをおいてしまうと良くないのですが、効率的に目標スコアへ達するためには知っておきたいポイントです。600点までであれば、この対策力がしっかりできれいれば意外と到達できてしまうものなのです。もしあなたが500点前後のスコアであれば、まずは600点台を達成してから英語力を本格的にアップさせても遅くはありません。小さな成功体験から積み重ねていけば良いですしね。

 

では、それぞれの力をアップさせるにはどうすれば良いのでしょうか?

英語力と対策力を上げる方法

1.英語力を上げるにはとにかく量をこなすこと

英語力を上げるには、当然のことですがとにかく英語に触れる量を増やすしかありません。目標スコアが700点以上の方であれば、一定以上の英語力がなければ到達できないと考えてください。逆に目標点が600点台まででしたら、基礎的な文法と語彙力があれば到達可能ですので対策力を先に上げるのもアリです。さすがに中学レベルの文法がおぼつかないようでは無理ですが、おそらくTOEICスコアが500点前後あるようであれば問題ないでしょう。

 

リスニング力をアップさせるためには、本番と同じくアメリカ人やイギリス人の英語をとにかく聴きましょう。過去記事でも紹介しましたが、Umanoというアプリは無料にもかかわらず海外メディアの記事を英語音声で聴きまくれる超優良アプリですので、ぜひ活用してみてください (→エンドレスに英語ニュースを垂れ流せる『Umano』は今年No.1のリスニング対策アプリ)。基本的にTOEICはリスニングの方がスコアは難易度が低く、スコアが上げやすくなっています。

 

リーディングで言えば、洋書を読んだり海外のメディア記事を読むと良いでしょう。リーディングに特化した勉強法についてはこちらも過去記事でまとめてありますので、こちらを参照してください (→日本にいながら独学で英文がスラスラ読めるようになるまでにした5つのこと)。TOEICのリーディングは全て読み通せるくらいの英語力を身につけるのはかなりの学習が必要なので、焦らずコツコツと読み続けることが何より大切です。

2.対策力は公式問題集と対策本1冊でOK!

対策力は基本的にそこまで時間がかからず身に付けることができ、そしてそのままスコアアップにつながりやすいのでTOEIC初心者には特にオススメです。ですが、ここにばかり特化してしまうといわゆる『TOEICではスコアがあるけど、英語は一切できない人』になってしまうので、必要な量をこなしたらそれ以上はもうやらなくてOKです。

 

目安としては、公式問題集を1冊まずはこなしましょう。vol.1~5まで出版されていますが、どれを選んでも良いですし1冊買えばOKです。まずは本番のレベルと問題形式に慣れることから始めましょう。1冊に2セットの問題がありますので、2~3回通して全て時間を測りつつ解いてみてください。

 

そしてまだ苦手なパートがあったり、もっと形式に慣れておきたいという方は、1冊ほどで良いので対策本を買うのも良いでしょう。パート別の参考書も販売されているので、自分に必要なものを選んでください。基本的に、対策力はこの2~3冊の本をしっかりやりこめばOKです。必要以上に参考書を買う必要はないので、効率的に勉強をしていってくださいね。また、過去記事で無料でTOEIC問題を公開しているサイトもまとめてありますので、こちらも併せてどうぞ(→無料でTOEICやTOEFLの対策問題が利用できるサイト7選

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スコア別に必要な英語力と対策力の目安

Exam

・800点以上

かなり高い英語力が必要で、小手先の対策力ではとても太刀打ちできないレベルになってきます。リーディングの読解問題も含め全ての問題を時間ないに解き終えることのできるリーディング力も求められますので、長文読解の量をこなすことはマストです。もっと言えば、900点以上であれば満点回答ができたと思ったくらいで950点に落ち着くといった具体ですので、さらにシビアになってきます。このレベルになると基本的にミスをしてもいい意識では達成できないので、基本的にはノーミスを目指す勢いで勉強をする必要があります。ここからスコアが極端に上げにくくなるのも特徴としてあるので、スコアの上下に一喜一憂することなく長期戦を覚悟して学習していってください。

・700~795点

やや高い英語力が必要になります。大学受験の英語レベル以上が求められる。おおよそ東大に合格できる英語力で700点ほどなので、大学受験から英語に触れていないのであれば対策力だけではなく英語力も磨く必要があります。対策力だけでは到達できませんので、ある程度ストイックに英語力を磨いていってください。苦手な分野があればそこを埋められれば良いでしょう。苦手なパートは分野別問題集を解いて対策力を高めつつ、リスニング・リーディングともにしっかりと勉強量をかさねていきましょう。

・600~700点

基本的な英語力はあり、平均スコア(毎回約500点ほど)よりも高いのでここから英語力を磨けばスコアアップはそんなに難しくないレベルです。基礎的な部分で不安があれば埋めつつ、自分の苦手なパートを把握して重点的に学習しましょう。例えば、リーディングがいつも読み終わらないでスコアを落としているようであればとにかく読解量を増やしましょう。リスニングが苦手な人は基礎的なリスニングスキルに不安ありですので、中級者向けのリスニング教材を買ったりPodcastで英語音声に慣れるなどして実力をコツコツつけていきましょう。ネイティブが聴くような音声でなくても良いですし、映画などが半分ほど聴き取れればOKです。

・400~600点

中学の文法に不安がなければ、対策力を上げれば600点代までは到達可能ですので、基礎がしっかり身につけられているか確認をしましょう。大学受験でやった難解な英文法の知識は必要なく(仮定法現在など)、中学レベルの文法がわかっていればOKです。受験時代に英語が苦手でなければ基礎力はあると思いますので、対策力をまずは身につけてスコアアップを目指しましょう。このレベルであれば対策力がしっかりしているだけであっさり達成できてしまったりするので、公式問題集などをとことん解いてTOEIC問題形式であればパートごとにどう解けば良いかパッと出てくるくらいになっていれば完璧です。

・~400点

中学・高校1年レベルの文法と単語に問題があるので、TOEICの前に基礎的な知識を身につけましょう。英文法であればForest、単語であれば速読英単語などがオススメです。このスコアだとTOEICを受ける以前でつまづいてしまっているので、まずは足元がためから取り組むことをオススメします。砂上の楼閣にならないよう、何事も基礎が肝心ですからね。基礎から固めることが長い目で見て最短距離でスコアアップすることになりますので、恥ずかしがらずに基本的なことから学習をしていってください。

 

 

以上、いかがだったでしょうか?TOEICのスコアの上げ方を要素ごとに分解して解説した記事はこれまで見たことがなかったので書いてみましたが、やや難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが基本的には英語力と対策力いずれもをバランスよく学習することが何より大事ですので、コツコツと積み重ねていくことに変わりはありません。焦らずたゆまず、でも効率的にTOEICのスコアアップを目指していってください。

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ライタープロフィール
Shin Sasaki
Shin Sasaki
English Hacker編集長でありTOEIC950点のバイリンガル。SLA(第二言語習得論)を研究していた知見から、科学的に誰でも上達する英語学習法を発信しています。本メディア以外にもプレジデント誌での執筆など雑誌・webメディアへの寄稿多数。
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