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2016.04.14(Thu) 留学

留学してもムダ!?英語力ゼロでの留学が超キケンな理由

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「留学すれば英語が話せるようになる」

みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

そして、その言葉を信じて海外留学へと旅立つ人も少なくないかと思います。かくいう私もその内の一人でした。

しかし、どうでしょう。グローバル化、ボーダーレス化により海外留学をする日本人の数は、昔と比べて格段に増えていますが、相変わらず「日本人は英語が話せない」という現状は変わっていません。それはなぜなのか。今回は留学経験があるのに関わらず、英語が満足に話せない日本人が多い理由について考えてみたいと思います。

英語力ゼロでの留学が超キケンな理由

英語力_留学

英語が全くできないと留学しても英語は一切伸びない!

海外留学をする日本人の渡航時の英語力はどれくらいなのでしょうか。

「全く話せない」「自己紹介ぐらいならできる」そのような方が多いのではないかと思います。これから英語を勉強するために留学に行くわけですから、当然と言えば当然です。しかし、あまりにも英語ができない状態で留学をしてしまうと、思い描いているような留学生活は送れないかもしれません。

基本的な英単語と英文法、そのような英語の基礎的な力をつけずに留学をする。それは水泳に例えるなら、プールで基本的な手や足の使い方、息継ぎの仕方を習得しないまま、いきなり海に飛び込むようなものです。海で波にもまれながら、何も出来ずにただバタバタとして、時間が経つうちにエネルギーを消耗し力尽きる…これは本当に辛いですね。

同じように、留学当初は希望とやる気でなんとか英語コミュニケーションを試みますが、基礎がなっていないので、何をどうすればいいか分からず、「英語なんてやっぱり無理だ…」と諦めてしまう。このようなことは容易に起こり得ます。

留学する前に英語の基礎力を身に付けることが超重要!

「基礎ができているかどうか」ということは、非常に重要なことであり、それは大きな強みとなって自分を助けてくれます。留学する人なら誰でも、一度や二度、挫折を味わうことでしょう。最初から英語が全く話せず苦労する人、途中から伸び悩む人、さまざまです。一度も英語に苦労せずグングンと成長する人は、ほとんどいません。少なくとも私の周りにはいませんでした。そのような中、その苦悩を乗り越えてもう一度「英語を頑張ろう」と思える人に共通するのは、「英語の基礎ができている」という点です。

たとえ思うように英語が話せなくても、基礎文法や単語を知っていれば、少なくとも英語を読んだり聞いたりすることは、ある程度できるはずです。あとはそのインプットしたことを使う練習を積み重ねれば、「話す」ことも少しずつできるようになります。一方、何も日本で準備をしてこなかった人というのは、読む、聞く、書く、話すの全てができないため、どうすることもできません。英語が何者かも分かっていない状態です。足りないものが多すぎて何から手をつけたらいいのかさえ分かりません。そのような状態のまま、留学当初の高揚感がなくなって壁にぶち当たったとき、果たして自分を奮い立たせてもう一度「頑張ろう」と思えるかどうか。おそらく「もういっか」と諦めてしまう人が多数なのではないでしょうか。さらに、次の章でお話しますが、英語が話せなくても生きていけてしまう環境が、この諦めをさらに後押ししてしまいます。

海外でも日本語だけで生活できてしまうってホント?

海外での生活。そう聞くと、街を歩けば周りは外国人ばかり、見るもの聞くもの全てが英語、そのような生活をイメージしませんか?

もちろん、そのような場所もあるでしょう。しかし、カナダのバンクーバーや、オーストラリアのシドニーなど、日本人に人気の都市では、驚くほど日本人が多く、日本のものが溢れています。ダウンタウンに出れば、いたるところから日本語が聞こえ、いたるところに日本食レストラン(通称:ジャパレス)があります。日本食レストランや日本の商品を扱うスーパーの店員さんは、日本人の場合がほとんどなので、英語が話せなくても日本語が話せれば、食材が手に入り美味しい料理だって食べられます。また日本人の多い都市では、日本人コミュニティーも多く、簡単に友達を作ることができ、そういったコミュニティーや語学学校などで知り合った日本人と一緒にルームシェアをして住んでいる人たちがたくさんいるのも事実です。つまり、日本語が話せれば不自由なく生活ができてしまう環境があります。

そのような環境は、プラスの一面もありますが、圧倒的にマイナス面の方が大きいと私は考えています。なぜなら、英語を学ぶ必要性が薄れていってしまうから。人間は元来、弱い生き物です。英語が思うように話せなくて辛いとき、ついつい日本語が通じる環境に甘えたくなってしまうでしょう。現地で出会う日本人と交流するのは、それはそれで素晴らしいことですが、せっかくお金と時間を使って留学をしているのですから、甘えたい気持ちをグッとこらえて、現地でしかできないこと、学べないことを大切にしてみてはどうでしょうか。

留学を成功させるコツはたった2つ:「英語の基礎作り」と「明確な目標を持つ」

いかがでしたでしょうか。

英語が全くできない状態で留学してしまうと、早々にくじけてしまう可能性が高いこと。それに加えて、英語ができなくても生きていける生活環境があること。主にこの二つの要因によって、「留学したのに満足に英語が話せない」という状況が生まれてしまっているのではないかと思います。

留学の大きな目的は言語習得であるはず。英語の基礎作りをしっかりとし、明確な目的を持って旅立つことで、留学生活はより実り多きものになると信じています。個人的には、「英語の基礎作り」のために、『DUO3.0』などの基本レベルの英単語や口語表現が掲載されている英単語帳、『キク英文法』のようなあまり分厚くない文法参考書などを使うことをおすすめします。必ず付属のCDを使いながら、最低でも3周やり込めば、ある程度の英語の基礎はできるはずです。

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英文法がどうしてもしっくりこないという方は、『英文法のエッセンス』(大修館書店)を一読しておくといいかもしれません。

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曖昧になりがちな時制や助動詞などについて、わかりやすく説明してくれています。あとは「話す」の基礎作りとして、直前1ヶ月だけでもいいので、オンライン英会話をしておくと、不安が和らぎますし、スムーズに留学生活を始めることができるでしょう。お手軽にオンライン英会話を始めるなら、DMM英会話の無料体験レッスンなどおすすめです。

そして「明確な目標」とは、例えばこんな目標です。

  • 帰国後にTOEIC800点取る!
  • 外資系で働けるような英語力を身につける
  • ネイティブとも堂々と話せるようになる

など、なるべく具体的で未来の自分をイメージできるような目的を持つとよいと思います。できれば数値で、具体的なイメージがわく目標の方がモチベーションアップにつながりやすいですね。

 

以上、いかがでしたか?英語ができないから留学すればいい!というのが超危険なのが、わかってもらえたら幸いです!

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Eisaku

Eisaku

"social misfit"を自負する平成生まれ。3年以上放置した英語を一から独学でやり直し、半年でTOEIC400→810を達成(現在:945点)。その後、英語が「わかる」ではなく「できる」へと変えるために、カナダに1年間の留学。現在はフリーのライター、トレーダーとしてひっそりと東京で暮らす。English Hackerでは、自身の英語学習法や留学・ワーキングホリデー経験に関するコラムを中心に執筆。
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ライタープロフィール
Eisaku
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"social misfit"を自負する平成生まれ。3年以上放置した英語を一から独学でやり直し、半年でTOEIC400→810を達成(現在:945点)。その後、英語が「わかる」ではなく「できる」へと変えるために、カナダに1年間の留学。現在はフリーのライター、トレーダーとしてひっそりと東京で暮らす。English Hackerでは、自身の英語学習法や留学・ワーキングホリデー経験に関するコラムを中心に執筆。
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