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2015.06.24(Wed) 英語試験

英語試験の最難関『IELTS(アイエルツ)』の特徴と受験の心得

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みなさん、こんにちは!Timmyです。日本では英語の試験といえば一般的にTOEICやTOEFLが主流ですが、私の住むオーストラリアやイギリスではノンネイティブの英語力を測る試験としてIELTS(International English Language Testing System)があまりにも有名です。

そこで今回は英語試験で最も難しいものの1つであるIELTSについて、ご紹介していきます。

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Timmy

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日本の大学卒業後渡豪し、今年でシドニー在住10年目。シドニーでカレッジに通いビジネスのAdvanced Diploma を取得。現地の語学学校にてマーケティングスタッフとして勤務。 2011年に技術独立ビザのカテゴリーで永住権を取得。その際にIELTSを猛勉強し、最終的にListening 8.0, Reading 7.5, Writing 7.0, Speaking 7.0の Overall 7.5のスコアを獲得。English Hackerでは英語の発音の勉強の仕方、語学留学、海外就職などについてのコラムを執筆。

IELTSとは

IELTSはTOEFL(Test of English as a Foreign Language)と並んで、オーストラリアやカナダ、アメリカやイギリスなどを含め、世界で135カ国9,000以上の大学や機関に認められており、ネイティブでない留学生が大学・大学院入学、または海外移住の際に英語力を証明するために必要なテストです。

世界で年間250万人もの受験者がいる中、最近日本でもTOEICに代わってこのIELTSを受験する人が急増中といいます。そこで今回はまずIELTSのテストの仕組みからご紹介します。

英語4技能(Listening, Reading, Writing, Speaking)の4セクションからなる総合的なテスト

IELTSはListening, Reading, Speaking, Writingの4つのセクションから成り、それぞれのセクションは9.0で満点となります。おのおの0.5ポイント単位で採点され、4つのセクションの平均がOverallのスコアとして計算されます。大体のスコアごとの英語力はTOEICと比べるとこのようになります。

IELTS_TOEIC

もう少し具体的に言うと、IELTS5.5ポイントレベルではオーストラリアの専門学校(日本でいう短大)に入学が可能となります。そして6.0~6.5ポイントレベルだと現地の大学への進学が可能。7.0ポイント以上あると医学部や薬学部、大学院へも道が開けます。人気のビジネスビザ(現地の会社に就職して会社がビザをスポンサーしてくれる)だと5.5ポイントレベルでOKです。

進学か移住か。IELTSは2種類あり

IELTSにはGeneral Module(ジェネラルモデュール) Academic Module(アカデミックモデュール)の2種類があり、受験者の目的によってテストの内容が若干違ってきます。大学や大学院への入学のために英語力の証明が必要な場合はAcademic、専門学校レベルの教育機関への入学、もしくは移住・ビジネスビザ申請で必要な場合はGeneralとなります。

基本的にListening, Speakingは両モデュールとも同じ問題となり、残りのReading, Writingは各モデュールで違った問題が出題されます。Academicのほうは例えばWritingだと、グラフを読んで分析し、それを決められた文字数内にまとめるといった、実際の大学の授業内で行われるレポートのような形になります。

その一方でGeneralのWritingは旅行先で泊まったホテルに忘れてきた私物を確かめるためにマネージャー宛に手紙を書くといった、様々なシチュエーションに合わせてレターを書くという形です。

一筋縄ではいかないと心得よ、それがIELTS!

それぞれが目標とするスコアは様々。ですが受験者のうち、大半が少なくとも2,3回は目標スコア達成までにIELTSを受験しています。それほどIELTSは目標スコアがとりにくいテストなのです

ただ英語力を伸ばしていけば高得点が取れるというわけでもなく、いかにIELTSというテストの性質に自分の英語力を合わせていくことができるか、が重要になってきます。

根本的にIELTSとはどういうものか、それを熟知していないとなかなか高得点はたたき出せません。その証拠に、ネイティブスピーカーがIELTSを受験しても満点の9.0を取ることは至難の業だと言われています。要はIELTSで目標スコアを取る=IELTSのテストを知り尽くすということに尽きるのです。

私の受験経験:移住のために必要だったスコア7.0-獲得までに10回受験!

私、Timmyの場合オーストラリアの移住にIELTSのスコア(General Module)が各セクションそれぞれ7.0以上が必要でした。Overallで7.0以上とればいいのではなく、4つのセクションのうち全てが最低でも7.0以上なくてはならず、逆に1つでも7.0を下回っていた場合はアウトとなったため、かなり苦戦しました。

というのも、IELTSは1回のテストで全て7.0以上をそろえなければならず、例え前回のListeningが7.0 で今回が6.5だったとしても、前回は前回と切り捨てられてしまい過去に取得した最高スコアを持ち越すことはできないのです

スロットマシーンで一度に全部7を出さなければいけない、そんな感覚です。最終的に悪戦苦闘しながらも10回目(!)のテストでようやく全て7.0以上獲得、それぞれListening 8.0, Reading 7.5, Writing 7.0, Speaking 7.0の Overall 7.5を獲得することが出来ました。

目標スコアを達成するまでの間、本気でIELTSに取り組んだ時間は約2年。かなり長期戦でした。しかしIELTSでスコアを取れればそれだけ英語の力は確実に身についていると言えるでしょう。

 

以上、いかがだったでしょうか?次回はIELTSのおすすめ勉強方と目標スコア到達までの心構え、役に立った教材などをご紹介します。IELTSをこれから受ける人、興味がある人はぜひ参考にしてください!

IELTS

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日本の大学卒業後渡豪し、今年でシドニー在住10年目。シドニーでカレッジに通いビジネスのAdvanced Diploma を取得。現地の語学学校にてマーケティングスタッフとして勤務。 2011年に技術独立ビザのカテゴリーで永住権を取得。その際にIELTSを猛勉強し、最終的にListening 8.0, Reading 7.5, Writing 7.0, Speaking 7.0の Overall 7.5のスコアを獲得。English Hackerでは英語の発音の勉強の仕方、語学留学、海外就職などについてのコラムを執筆。
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ライタープロフィール
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日本の大学卒業後渡豪し、今年でシドニー在住10年目。シドニーでカレッジに通いビジネスのAdvanced Diploma を取得。現地の語学学校にてマーケティングスタッフとして勤務。 2011年に技術独立ビザのカテゴリーで永住権を取得。その際にIELTSを猛勉強し、最終的にListening 8.0, Reading 7.5, Writing 7.0, Speaking 7.0の Overall 7.5のスコアを獲得。English Hackerでは英語の発音の勉強の仕方、語学留学、海外就職などについてのコラムを執筆。
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